3月2日から予算特別委員会が開幕しました。22年度予算を決定する、一年で最も重要な時期です。3月25日の委員会での採決、26日の本会議での採決で来年度の予算が決定します。
初日は文教関係の審査でした。私は出番が無く、一日中自席で聞いておりました。
特に盛り上がったのは、市立の5小学校を近隣の学校に統合する素案についての議論でした。児童生徒が少ないというだけの理由で廃校とするという素案です。
昨年視察に訪れた、外国人の子弟の教育が行き届いていた基町小学校が廃校となるというのです。また、私の長男が通学した井原小学校は廃校となります。どちらの小学校も少人数でしたが、それをハンデと感じさせない指導をしていました。
少人数でも、児童個人個人の個性に応じた教育を実践している学校が、なぜ無くならなければならないのか。濱本教育長の答弁には説得力がありませんでした。
質問した議員は触れなかったのですが、私が一番知りたいのは子どもたちの思いです。これは、教育委員会も把握していないのではないでしょうか。広島市は子どもの権利を認めようという立場ですから、廃校となる学校の児童生徒の意見を聞く場を持つべきでしょう。
今のままでの、拙速すぎる廃校には反対です。