「GANTZ」(ガンツ)という映画を観て来ました。原作はコミックで、死んだ人間がよみがえって、ガンツ球という黒い球の指示により宇宙人と戦うという設定です。
荒唐無稽なストーリーですが、登場人物の一人一人は一度死んでいます。その死因や人物の背景は、現実味を帯びた深遠なものです。
主人公の玄野(二宮和也)は、存在感の薄い大学生。
玄野の同級生、加藤(松山ケンイチ)は弟に対し暴力を振るう父親を殺害した前科を持つ青年。
玄野と加藤は地下鉄に轢かれて死にます。
岸本(夏菜・なつな)は、男性にふられ浴室で手首を切って自殺します。
西(本郷奏多・ほんごうかなた)は、友人のいない高校生。死因は事故ですが、いじめにあったあげく屋上から投げ落とされたという話もあります。
家庭内暴力、いじめ、男女関係のもつれ。いずれも現在の日本の深刻な問題であり、自殺や殺人に容易に結びついています。原作者も映画の監督も、この問題を敏感に察知して作品に仕上げたのだと思います。また、観客の誰もが、この問題を何とかせねばと感じながら見ているのではないでしょうか。
しかし、世の中に改善のきざしはありません。
広島市でも取り組んでおりますが、有効打を放つことができていません。
新しい任期4年間で、これらの難問に対する有効打を何本も放つことができるよう、粘り強く取り組んでいきます。
2011年4月23日土曜日
スーちゃんの死
スーちゃんこと田中好子さんが、4月21日の夜に亡くなりました。享年55歳でした。36歳で乳がんを発症し、19年の闘病生活だったそうです。残念でなりません。
スーチャンは、ご存知 「キャンディーズ」 のメンバーでした。キャンディーズは、スーちゃんこと田中好子、ランちゃんこと伊藤蘭、そしてミキちゃんこと藤村美樹の3人組です。1972年にNHKの歌謡グランドショーのアシスタントとして結成され、翌年に「あなたに夢中」でレコードデビューしました。
歌唱力があって踊れるという音楽性の高い三人組でしたが、最初はヒット曲に恵まれませんでした。しかし、1975年「年下の男の子」 が大ヒットし、一気にブレイクしました。当初はスーちゃんがセンターで歌っていましたが、「年下の男の子」では、ランちゃんがセンターになりました。
当時、私は高校生2年生でした。「年下の男の子」には思い出があります。
わが男子高の体育祭は、われわれ高校2年生が応援合戦をプロデュースしていました。A、B、C、Dの各組が歌謡ショーと寸劇を披露し、採点の対象になるのです。
驚いたことに、歌謡ショーは4組ともキャンディーズの 「年下の男の子」でした。キャンディーズは、それほどまでに思春期の男の子をとりこにしていました。
誰がキャンディーズに扮していたかは大抵すぐに分かりました。しかし、A組のランちゃんを見て、みんなが驚きました。
「誰や、あのランちゃんやっとるのは。」
「えろう、可愛いのお。」
「ああなやつ、おったっけ。」
「あ、伊藤じゃ。」
伊藤君は、おとなしくてあまり声も聞いたことの無いほど目立たないクラスメートでした。しかし人には隠れた才能があるのだなと思いました。誰よりも可愛いキャンディーズは、私たちA組でした。
そんな思い出のあったキャンディーズですが、1978年に解散しました。
その後、田中好子さんは女優としてよみがえり、スターの地位を獲得しました。映画にドラマに活躍し、これから円熟期を迎えようとしていた矢先の訃報です。誠に残念でなりません。
このたびの市議選で、私は広島市のがんの死亡者と自殺者を減少させることを、マニュフェストに掲げました。
55歳の働き盛りの中、がんで亡くなるような事はなんとしても減らしたい。
スーちゃんの訃報を聞き、その想いは一層強くなりました。
スーチャンは、ご存知 「キャンディーズ」 のメンバーでした。キャンディーズは、スーちゃんこと田中好子、ランちゃんこと伊藤蘭、そしてミキちゃんこと藤村美樹の3人組です。1972年にNHKの歌謡グランドショーのアシスタントとして結成され、翌年に「あなたに夢中」でレコードデビューしました。
歌唱力があって踊れるという音楽性の高い三人組でしたが、最初はヒット曲に恵まれませんでした。しかし、1975年「年下の男の子」 が大ヒットし、一気にブレイクしました。当初はスーちゃんがセンターで歌っていましたが、「年下の男の子」では、ランちゃんがセンターになりました。
当時、私は高校生2年生でした。「年下の男の子」には思い出があります。
わが男子高の体育祭は、われわれ高校2年生が応援合戦をプロデュースしていました。A、B、C、Dの各組が歌謡ショーと寸劇を披露し、採点の対象になるのです。
驚いたことに、歌謡ショーは4組ともキャンディーズの 「年下の男の子」でした。キャンディーズは、それほどまでに思春期の男の子をとりこにしていました。
誰がキャンディーズに扮していたかは大抵すぐに分かりました。しかし、A組のランちゃんを見て、みんなが驚きました。
「誰や、あのランちゃんやっとるのは。」
「えろう、可愛いのお。」
「ああなやつ、おったっけ。」
「あ、伊藤じゃ。」
伊藤君は、おとなしくてあまり声も聞いたことの無いほど目立たないクラスメートでした。しかし人には隠れた才能があるのだなと思いました。誰よりも可愛いキャンディーズは、私たちA組でした。
そんな思い出のあったキャンディーズですが、1978年に解散しました。
その後、田中好子さんは女優としてよみがえり、スターの地位を獲得しました。映画にドラマに活躍し、これから円熟期を迎えようとしていた矢先の訃報です。誠に残念でなりません。
このたびの市議選で、私は広島市のがんの死亡者と自殺者を減少させることを、マニュフェストに掲げました。
55歳の働き盛りの中、がんで亡くなるような事はなんとしても減らしたい。
スーちゃんの訃報を聞き、その想いは一層強くなりました。
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