10月7日、広島市議会は決算特別委員会を開催し、平成22年度決算の総括質疑を行いました。委員が入れ代わり立ち代わり質問に立ち、17時30分まで熱心に議論が行われました。
各議員ともよく勉強されていると思いましたが、広島市当局の通り一遍の回答に食い下がらないため、迫力の無いやりとりでした。まるで立ち回りの無い時代劇を見ているようでした。
松井市長も意欲的に答弁に立ちました。さすがに市長が立ち上がると、市長の一言で市の進む方向が変わるかもしれないと思い、背筋を伸ばして聞きます。
しかし、厚生労働省の官僚出身らしい無味乾燥な答弁ばかりです。一体何をどうするのか、分かりません。
質問者も、「広島市をどうするのですか。」と迫ればよいのに、質問しません。
仇が登場して一太刀浴びせる絶好の機会なのに刀を抜かず、仇が通り過ぎるより前に自分が質問者席から立ち去ってしまいました。
以前は、論客とも言うべき委員が独特の切り口で迫り、秋葉市長は持論を展開して緊迫した場面となっていました。一触即発の緊張感を味わったものです。
私は、17日の建設関係の決算審査、18日の消防上下水道関係の決算審査で質問します。いずれも10時からの開会で傍聴もできます。
「文句を言うのなら自分で質問しろ」という声も力にして、張り切って質問したいと思います。