「夫は神奈川県の県立病院の医師ですが、月に120時間残業をしても賃金が出ていません。どこに相談に行けばよいのですか。」
9月22日付の朝日新聞に、このような投稿がありました。
近年、医師の数は全国的に不足しています。しかし。患者数は増加する一方で、特に救急患者が増加しています。最近の医療訴訟の判例をみても、「医療行為そのものにミスは無いが、事前の説明が不十分であった。」という理由で、医師が敗訴する例が増えています。
そうなると、当然説明の時間が長くなります。ただでさえ仕事が増えているのに、さらにボランティアで時間外勤務をさせている神奈川県の真意が知れません。この医師はそのうち燃え尽き症候群で職場に立てなくなることでしょう。
医師は使い捨ての機械ではありません。これは医師だけではなく、全ての働く人にも言えることです。
広島市であれば、直ぐに相談に乗れるのに。そう思うと自分の力がおよばないことがとても悔しい。
一つ希望があるとすれば、朝日新聞は全国紙であるということでしょうか。どこからでもいいので、この夫妻に救いの手が差し伸べられることを祈ります。