2010年6月1日火曜日

マンションの説明会

 広島市には通称「マンション条例」と呼ばれるものがあります。
 その中に、マンションを建てるときには、「前もって立て札を立てる」、「近隣の住民に説明して回る」などのルールがあります。要望があれば、説明会も開くことになっています。

 先日「近所の狭い土地にワンルームマンションが建つことになったので、説明会を開いてほしい」という要望があったので、それを南区役所に伝えました。
 そして6月1日に説明会がありました。建設会社の人が6人ほど来て説明を始めましたが、内容が何となくはっきりせず、よく分かりません。
 
 2年前にも同じ建設会社が同じ建築主に持ちかけて建てようとしたのですが、鉄骨が高騰したため中止になっていました。
 住民の方が2年前のことを覚えていて、「今回は8階建てのようですが、前は7階建てでしたね。」と言われました。私が「今回のビルの高さは何メートルで、前より何メートル高いのですか。」と聞くと、建設会社の人は誰も答えられませんでした。

 すると先ほどの住民の方が、「私が知っています。前回は22.86メートルで、今回は23.45メートルです。」と答えられました。前回のマンションより天井の低いマンションにして戸数を増やそうという設計のようです。
 「私が質問して会社の人たちが答えられずに、代わりに住民の方が答えるなんて、こんな変わった説明会は初めてです。」と言うと、住民の皆さんは呆れて笑っておられました。会社の人は苦笑いを浮かべるしかありませんでした。

 後から聞くと、立て札は3月31日に立ててあり、近所の方が建設会社に「説明会を開いてほしい。」と電話されたそうです。
 しかし、建設会社の人は「開きますよっ。」と乱暴に言って電話を切ったそうです。
 その態度もどうかと思いますし、何より6月1日までその要望を放置されたことは大きな問題だと思います。

 説明会は1週間先で、また開かれることになりました。