9月14日投開票の民主党代表選挙は、菅直人首相に対し小沢一郎前幹事長が立候補を表明し、一騎打ちの様相を呈しました。
同日、私は読売新聞から取材を受け「選挙の結果、代表が交代し政権が交代することになれば、また政策が変更され一貫性を欠く事になる。国民にとっては良くないことだ。」と述べ、記事になりました。
昨年8月の総選挙で、鳩山由紀夫内閣が発足したのが9月16日でした。
その後、「政治とカネの問題」と「普天間基地の問題」などで鳩山首相と小沢幹事長が辞任し、菅副総理が総理大臣に就任したのが今年の6月4日です。
菅内閣発足から、3ヶ月も経たないのに総理の首をすげかえるのは、国民の理解が得られないと思います。
国民は、昨年の総選挙で少なくとも4年間、民主党にしっかり政権を運営するよう託したのです。
それを政権の座にあることを好い事に、権力闘争に明け暮れていては、国民は早い時期に民主党を見放すでしょう。
一番恐ろしいのは、議会制民主主義が国民から否定され、戦前の日本やドイツのようにファシズムや全体主義の時代に戻ることです。
政治家は国民から信用されなければなりません。民主党は、国民のための政治を進めるため、一致団結すべきだと思います。