2011年5月19日木曜日

監査委員の選任

 広島市議会の本会議三日目、常任委員会の委員の選任が行われ、私は消防上下水道委員会の委員に任命されました。さっそく、防災対策や事故防止に取り組んでいきます。

 議事の最後でハプニングが起こりました。広島市の監査委員の選任に同意する議案です。

 本会議の前の代表者会議で、指名は議長に一任することが決まりました。木島議長が指名したのは、山田春男議員と、母谷龍典議員でした。
 私は監査委員がこの2人で、どうかなと思いました。また、複数の会派から選任に同意しないとの意志が伝えられました。
 私の所属する市民連合でも、話し合いが持たれました。私は同意に反対との意見を述べましたが、少数意見となり、会派としては賛成することになりました。

 本会議に臨み、たんたんと議事が進行しました。監査委員の選任の場面で、木島議長が原稿を読み上げました。
「選任するに同意することに、ご異議ございませんか。」 

 普通は異議なしで終わるのですが、 複数の議員から「異議あり」の声が上がりました。
 議長はやむなく、
「異議ありと認めます。これより採決いたします。同意するに賛成の議員の起立を求めます。」 
 と、原稿を読み上げました。

 起立しない議員は十数名にのぼりました。55名のうち2割以上の議員が同意に反対したことになります。とは言え、過半数は同意に賛成ですので、2人の議員は監査委員に就任しました。

 しかし、議長の指名した監査委員候補に対し、「同意に異議あり」と声が上がったことは、異例中の異例です。
 今後の木島議長の運営がどうなるのか、予断を許さない状況になりました。