2014年2月2日日曜日
宝塚歌劇 眠らない男・ナポレオン
宝塚少女歌劇は今年が創立100周年です。その正月公演は、星組の「眠らない男・ナポレオン 」で、夫婦で宝塚大劇場に出かけました。ナポレオンを演じるのは星組のトップスターである柚希礼音(ゆずき れおん)です。
実はこの公演には、わたしの兄嫁の姪が出演しているのです。男役でまだ駆け出しですが、せりふももらって張り切っています。
主役の柚希の演技やダンスを見ながら、うしろで踊る姪も探さねばならず、忙しい舞台でした。かろうじて姪を探せても、すぐに次の場に移ってしまいます。
落ち着いて観劇できるよう、姪の頑張りに期待します。
宝塚を初めて観たのは、高校生の時でした。演目は「ベルサイユのばら」で、オスカルが汀夏子(みぎわなつこ)、アンドレが麻美れい(あさみれい)でした。何とも美しい、奇麗な舞台でした。
その後も数回観ました。姪が宝塚の舞台に上がってからは、今回が二度目です。
柚希は他の組のトップスターに比べ小柄ですが、優れた点を一言で言えばダンスが上手なことです。他の男役が、ややもすれば女性のしぐさや身のこなしを見せてしまうのに、柚希はまさに男性が動いている身のこなしなのです。
以前、男役トップのOGが大劇場すべての観客を魅了する秘訣を話していました。二階席のセンターを、自分の黒目の横の白目で見ることだそうです。それでどの観客も、スターは自分を見つめていると思うのだそうです。
現に上のポスターも、ナポレオンは黒目の横の白目をこちらに向けています。この目線が大事なのです。
われわれも写真や映像を撮られるとき、意識しています。しかし、議会の傍聴席は満席になりません。黄色い声も無ければ、大向こうからの掛け声もありません。
それでも頑張って参ります。