2009年10月18日日曜日

愛の車両

私は、サンフレッチェの試合を観戦しにビッグアーチに行く際は、アストラムラインを利用しています。アストラムラインの運営には広島市が関わっているので、気がついたことは市の道路交通局に話をするようにしています。
 サンフレッチェの試合後は、どの車輌も超満員です。しかし、扉の前のスペースには握り棒も吊り革も無いため、6名ぐらいの乗客が何の支えも無く立っている状態です。
 ある試合後のこと。車両が揺れるので、扉付近に立っている女性が何かにつかまろうとしましたが、つかむところがありません。倒れてしまわないだ ろうかと心配しながら見ていましたが、前に立っていた男性にしがみつきました。友人か恋人だったのでしょう。やはりこれでは危ないと思い、道路交通局に握 り棒でもいいから設置してほしいと要望を出しました。
 この話を友人にしたのですが、帰ってきた答えは「このままでいい。」とのこと。よろめいた人をしっかりと受け止める。その時恋が芽生えるというのです。これはなかなかよい考えです。
 車輌の中に、ぺ・ヨンジュンとチェ・ジウのポスターを貼り、車内放送ではヨン様の甘い声で「大丈夫ですか。」と、揺れるたびにささやいてもらいます。名づけて「愛の車輌」です。間違いなく広島市の名物になりそうです。
 危ないから握り棒をつけるよう要望を出したのは失敗だったかも知れません。