2010年2月17日水曜日

あるファンクラブの会議

 私は、ある音楽グループのファンクラブに所属しています。
 気付けば長いもので、もう10年以上もスタッフの一員として活動してきました。毎年一回の総会に参加したり、ファンの集いを企画したりと、そのグループのために時間と労力とを費やしてきました。
 先日、ファンクラブが会議を開くことになったので出席しました。出席者は、ファンクラブのスタッフが私を含め6名、グループのメンバーが3名、そしてグループの事務局が4名です。

 18時半開始だったのですが、到着したのは19時15分と大遅刻でした。
会議に参加すると事務局の話にスタッフがしきりに言い返していました。しかし45分も遅刻したので、どのような内容なのかがよくわかりません。席に座ると、机の上にファンクラブの規約が置いてありました。


 事務局長はグループのお金や企画について絶対的な権力を持っているのですが、
「この規約について私は記憶がないし、事務局のファイルにも入ってないのです。」
と発言しました。
 私はその言葉に反論しました。

「私はスタッフとして参加して11年が経ちます。一所懸命にグループのために活動してきました。規約の記憶も無いとは冗談ではありません。われわれスタッフは、グループにとって一体何だったのでしょうか、教えてください。」

 そう言って詰め寄ると、事務局長は「ちょっと考えさせて下さい。」と、だまってしまいました。
 結局そのままお開きとなったのですが、ファンクラブのリーダーが私の肩を叩きながら言いました。
「よく言ってくれた。」

 私は会議の流れが分かっていなかったので、分からないままに「はあ、ありがとうございます。」と返事をしました。
 後から別のスタッフに聞くと、事務局長が切り出した話は、ファンクラブのスタッフは解散してほしいという事でした。その上で自分の思い通りのファンクラブを作りたいという話だったのです。スタッフは心優しく、おとなしい人ばかりなので、強く反論しなかったそうです。途中から来て流れがつかめなかった私が、事務局長に一太刀浴びせた格好になったのでした。

 それで「よく言ってくれた。」と言われたのかと納得しました。一方、事務局長の意見には全く納得していません。次回は冒頭から参加して流れの中で一太刀浴びせたいと思います。