先日サッカーの練習にグラウンドに行ってみたところ、誰も来ないので仕方なく帰りました。
テレビをつけてみると、サッカーの日韓戦。これを見るために練習がなくなったのかと思いました。実際そのようでした。
見始めた時には、すでに韓国が1点リードしていました。ゴールをあげたのは、キャプテンであるパク・チソン選手です。パク・チソンは、世界最高レベルのイングランド・プレミアリーグで常に優勝を争う、マンチェスター・ユナイテッドのレギュラー選手です。
プレミア・リーグでも、やたら動き回るパク・チソンはよく目立っていました。この日のパク・チソンは、さらに圧倒的な存在感を示していました。まるで韓国チームのすべてを背負っているかのようでした。混戦で転びそうになりながらもボールをキープし、日本のディフェンスを振り切ってシュートを決めました。
残念ながら日本チームに、すべてを負うという気概を示した選手はいませんでした。0-2での敗戦も当然のように思います。
競技を問わず、日本にはチームを背負って立つという選手はいないのでしょうか。
いました。広島カープの前田健太投手です。
5月27日のロッテ戦に登板し、強打のロッテ打線を8回まで無失点に抑えました。この日は前田健太ただ一人がロッテに対峙するという様子で、圧倒的な存在感でした。3-0で勝ち、今の時点でチームの20勝のうち8勝を一人で挙げています。
もし昭和30年代なら毎日のように投げていたでしょうが、さすがに今の時代ではそのようなことはないでしょう。しかし、毎日でも投げる姿を見ていたい、魅力満点の投手だと思います。