2011年2月11日金曜日

広島市長選挙動く

 秋葉広島市長が任期満了での退任を表明して、1か月と1週間が過ぎました。この間、大原邦夫氏、桑田恭子市議、呉羽山人氏、田中正之氏が立候補を表明されました。

 そしてついに、自民党県連が担ぎ出した松井一實氏(58)が立候補を表明し、10日の18時から記者会見を開きました。松井氏は厚生労働省出身で、現在は中央労働委員会の事務局長です。テレビに映った印象は、お役人そのものでした。

 同じく10日午前、沖宗正明市議が豊田麻子副市長(44)に立候補を要請されました。二人で話された内容についてはわかりません。
 沖宗さんは、市民市政クラブという会派の幹事長です。この会派には、藤田博之議長や海徳貢元議長らが所属しています。沖宗さんは無所属ですが、藤田、海徳の両氏は自民党員です。このお二人は、他の自民党市議とは一線を画しておられるようです。

 この3日前の7日、女性団体の代表・川瀬啓子氏が、同じく豊田副市長に出馬を要請されていました。この1週間で、豊田さんは多くの支援者がついていることを確信されたことと思います。

 豊田さんは、広島市初の女性副市長。総務省出身で、情報通信分野が専門です。副市長に就任されてから何度かお話をしましたが、新しい感覚を持っておられます。
 これからの広島市は「いままで通り」ではなく、新しい感覚で引っ張って行かなくてはなりません。

 豊田さんが市長選への出馬を表明されることを、心から願って止みません。