モスクワで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、安藤美姫選手が合計195.79点で4年ぶり2回目の優勝を飾りました。おめでとうございます。
今シーズンの安藤選手は安定感があり、表情にもその余裕は表れていました。得意のジャンプも余裕を持って跳んでいました。以前によく見られた、緊張のし過ぎによるジャンプの失敗などは影をひそめていました。
特に、今大会は「さあ跳ぶぞ」というジャンプではなく、一連のスケーティングの中の、ひとつのように映りました。それだけ滑らかな動きだったと思います。スポーツというよりは芸術だと感じました。
安藤さんは長男と同い年なので、親近感があります。まだ23歳、もっともっと上を臨んでほしい。
その一方で去就が注目されている選手もいます。高橋大輔選手は25歳、キム・ヨナ選手は20歳。二人とも引退がささやかれています。
この若さで引退することが不思議ではない競技です。フィギュアスケートは大変過酷なスポーツと思わざるをえません。