5月30日、私は安佐南区の新安川に沿って1時間ほど歩いて調査をしました。
上の写真は水路の土管ですが、ここから子どもたちは川へ入っていき、下の写真の出口から川面に下りていきました。
全くいたましい話で、残念でなりません。子どもたちの冥福を祈ります。
子どもたちが通った管の入り口は、写真のように柵が設置されました。しかし、設置されたのは事故から数週間経過してからです。
調べてみると、この管の上流にも同様の管がありました。大人でも四つんばいになれば、くぐって川面に出ることのできる大きさでした。ここには何も、事故防止措置はされていませんでした。
その話を下水道局の施設部長と、部下の課長に伝えました。
「同様の管があって、子どもは容易に川面に下りることが出来ます。早く措置すべきではないですか。」
部長も課長も、「ここは危険だと認識しています。」と答えました。
「認識していたのなら、どう侵入禁止の処置されたのですか。」
「何をしたのか、わかりません。」
作業は安佐南区でやっているというので、課長に電話で問い合わせてもらうと、
「入ってはいけません、という張り紙を1ヶ所張っています。侵入防止の金網も明日設置します。」
と返事がありました。
「そんな大事な情報を、なぜ部長も課長も知らなかったのですか。」と聞きましたが、二人は答えませんでした。
この事故については、下水道局が今後危険箇所について調査をするそうです。
しかし、河川課・教育委員会・消防局・区役所・公園整備課、その他多くの部局が関わらないと正確な調査は出来ません。
施設部長は「全市をあげて取り組んでいる」と言いましたが、安佐南区の情報ひとつ入らないようでは、頼りないとしか言い様がありません。