最近、ニュースでアナウンサーの読み間違いが目立っています。
ある日のNHKのニュースです。
「くまもとひびしんぶんによりますと、・・・」
そういう名前の地方紙があるのかと思っていました。10秒ほど考えて、「熊本日日新聞(くまもとにちにちしんぶん)」のことだと気づきました。
「日日(ひび)の暮らし」というように読みますが、「ひびしんぶん」は無いでしょう。
同じく、NHK午後7時のニュースです。
「熱中症の対策として、いふくをあたためてください」
さて、熱中症のときに衣服を暖めると、むしろ熱中症がひどくなるのにと思いました。すぐに気づきました。
「緩める」を「暖める」と読み間違えたのです。
これはさすがに、放送中に時間をかけて訂正されました。
続いてテレビ新広島です。
「三次市で、辻村寿三郎人形展が開かれています。平家物語に題材を取った、しかのたにの陰謀などが展示されています。」
「しかのたにの陰謀」は、「鹿ケ谷の陰謀(ししがたにのいんぼう)」を間違えて読んだとすぐに分かりました。
私は、事務所のスタッフと三次市の人形展の会場に行ってみました。ひょっとしたら、人形の説明が「鹿の谷の陰謀」となっているかもしれないとも思っていました。
しかし「鹿ケ谷の陰謀」と書いてありました。テレビ新広島の黒星です。
高校時代にも、面白い読み間違いがありました。
「ながいにふう」これは、文豪「永井荷風(ながいかふう)」のこと。間違えた友人が「だって、荷物(にもつ)の荷じゃないですか。」と食い下がりましたが、国語の先生は相手にしませんでした。
つづいて、漢字のふりがなテストです。煮沸は「しゃふつ」と読みます。「にふつ」はバツです。間違えた友人が「だって煮る(にる)の煮じゃないですか。」と食い下がりましたが、やはり黙殺されました。
広島市議会でも、読み間違いはしょっちゅうです。
ある若手議員は、「きしくも」を連発します。「奇しくも(くしくも)」の読み間違いなのですが、誰も指摘しないのか、半年経過しても「きしくも」は修正されておりません。
せっかくの良い質問も、読み間違うと大いに興ざめしてしまいます。残念な事です。