2月22日、広島市議会・消防上下水道委員会が開催されました。議題は、平成23年度補正予算、下水道局の経営健全化計画です。
まず、補正予算について質疑を行いました。消防局が151ある消防団にボートを配置すると言う予算で、総額2000万円ほどです。このボートは洪水などで孤立した家庭へ救援にいく際に使われるそうです。この点について質問し、消防団室長が答えました。
「何人乗りで、消防団員は何人乗るのか。」
「4人乗りで、2名の団員が救助に向います。」
「孤立している住民を、2名乗せるということだが、救助を求めている住民が、10名いたらどうするのか。」
「重傷者から、2名選んで救助します。」
「誰がその2名を選ぶのか。またどういう基準で選ぶのか。それが消防団員にできるのか。」
「・・・・・・。」
結局、次長と局長がたくさん答弁に立つことになりました。
「消防署員の同行の下、署員の指示で団員には動いてもらいます。」
私は以下のように持論を展開しました。
「消防団の施設を整備して前線に送り出し、消防署員は後方に待機し安全な箇所にて安全に過ごす。過去二回の集中豪雨で、3名の団員が犠牲となる一方で、署員の死亡は無かった。
これでは、消防団員は消防署員の楯であり、弾除けである。今回も水害地に先に団員を派遣して犠牲とするような予算なら、私は反対する。」
たくさんの幹部が答弁しましたが、一緒に救助に出かけると言うことをマニュアル化し、消防団に周知することで賛成しました。
いたずらに消防団員の命を犠牲にしてなるものか。