DeNA横浜ベイスターズの三浦大輔投手が、7月4日の巨人戦で通算150勝をあげました。おめでとうございます。
プロ21年目、38歳の三浦投手は、巨人の各打者に対し、渾身のストレートを投げ込んでいきました。7回1死三塁のピンチも、長野をストレートで追い込んで外角のスライダーで空振り三振にしとめました。つづく古城には外角高めのストレートを投げ、二者連続の空振り三振に切ってとりました。
三浦投手が在籍した1992年から2011年までの20年間のうち、チームは1位1回、2位1回、3位4回、4位2回、5位3回、そして6位9回でした。力投しても打線の援護がなく、勝ち星が付かない試合も数多くありました。弱小チームにあっての150勝は、貴重な記録です。
三浦投手といえば、ヘアースタイルをリーゼントで固め、「ハマの番長」と呼ばれています。最近は、若い投手陣を牽引する原動力となっています。
150勝をあげた直後のヒーローインタビューでのやり取りです。
アナウンサー「三浦さん、9回にリリーフに出た山口投手が、最後にホームランを打たれたらどうしてましたか。」
三浦投手「思いっきり、蹴飛ばしてやりますよ。」
アナ「山口投手は、その時どうしますか。」
山口俊投手「ひとりで9回まで投げろと言ってやります。」
このあと、山口がマイクに入らないところで、「冗談ですよ」と三浦に言っていました。
記念撮影にはいると、まず右手でがっちり握手。山口は空いた左手を三浦の左肩に回します。左手が使えない三浦は、「お前なあ」と言いながら、握手を左手に組み替えて右手を山口の右肩に回していました。
大先輩の三浦ですが、24歳の山口と同じ目線で言葉を交わしていました。すばらしいと思います。
チームの浮上と自身の200勝を目指して頑張ってほしいものです。