2012年8月1日水曜日

ロンドンオリンピック微笑みのメダル

7月30日の夜は、ロンドンオリンピックの中継をテレビにかじりついて観ていました。
 柔道・松本薫選手の金メダル、中矢力選手の銀メダルを観た後、卓球の福原愛、石川佳純両選手の試合を観ながら、別のチャンネルでは水泳の決勝戦も見ました。テレビが何台もある電気店で観たかったです。

 その水泳で、女子100米背泳ぎで寺川綾選手が銅メダル、男子100米背泳ぎの入江陵介選手が銅メダル、そして女子100米平泳ぎの鈴木聡美選手も銅メダルを獲得しました。3レース続いてのメダルで、大いに盛り上がりました。

 鈴木選手は21歳の大学生です。レース終了後のインタビューで、その眼は、いきいきと喜びを表していました。口元はにっこりと微笑をたたえ、見る人をたいへんなごませる表情でした。
 喜びの表情がいかに人を引き付け、良い気持ちにさせるか。その典型とも言うべき素敵な笑顔でした。

 もう一組、魅力的な笑顔をふりまいていたチームがあります。女子アーチェリー団体の、早川漣、蟹江美貴、川中香緒里の三選手です。
 彼女らはロシアとの3位決定戦で、すこぶる魅力的な微笑みをたたえていました。まるで三体の観音さまがいらっしゃるような、競技とか勝敗だとかを超越した世界を作り出していました。
 結局、最後の一射で勝ったのですが、生き仏さまが勝利をたたえているような、ふしぎなここちよい気分におそわれました。

 いま、世の中に一番必要なものは、彼女たちの持っているような微笑みではないかと思います。