いよいよ12月の10日、今年最後の一般質問に立ちます。30分質問して答弁が30分です。
松井市長は、私の質問だと4,5分の答弁でしょうか。そっけないものになりそうです。また、市長がどの問いに答えるのかわかりません。
質問の内容を紹介します。
1.総合博物館について
これは、広島市の通史すなわち歴史と、自然史の博物館が広島市に無いことについて、質問します。
博物館とは、研究して発表したり論文を書いたり、成果を展示して発表したりする学問の場です。
歴史と自然史を総合した博物館を総合博物館といい、ほとんどの県庁所在地にはあります。
これが広島市に無いのは、文化的に大いなる損失です。博物館を作ってはどうかという質問です。
答弁は佐伯克彦市民局長です。
2.平和記念資料館について
これは、以前のブログに掲載したように、資料館が資料の原文を解説文において、意図的に変えたという問題です。原爆投下の対象が、原文ではJapaneseだったのが、資料館の解説ではJapanに変えられていました。
学問の府である平和資料館が、客観的事実に基づかず館の独自の判断で、原文を変えて解説文に載せるのは問題ではないかという質問です。
答弁は佐伯克彦市民局長です。
3.市民の生命の安全について
この中では、①市民の自殺対策、②他殺による死亡者の減少を図ること、③交通事故死亡者の減少を図ることです。
①市内の自殺者数は、2年間で252人から202人に減少しました。今回はいじめから自殺にいたった大津市のようなことを起こさせないよう、健康福祉局と教育委員会で連携せよという質問です。
②市内での他殺者数は減少せず、横ばいです。ゼロにせよとの質問です。
③交通事故の死亡者数も減りません。歩行者、自転車、2輪車、乗用車ごとの細かい対策が必要ではないかという質問です。
答弁は糸山隆健康福祉局長、尾形完治教育長、佐伯克彦市民局長、高井巌道路交通局長です。
4.シンドラーエレベーター社のエレベーターについて
これもブログに書いておりますように、シンドラーエレベーター社のエレベーターが6年間で二人の生命を奪うという、危険極まりないエレベーターだということが判明しました。しかも広島市の西区役所と南区役所に同型の機種が動いています。早く買い換えるようにという質問です。
答弁は藤本誠都市整備局指導担当局長です。
5.児童相談所の充実について
東区光町にある児童相談所が手狭となり、一時保護所についても定員を超えて収容することが度重なっています。今こそ立て替えて、さらに高い機能をもつ児童相談所が、さまざまな児童虐待に対応すべきではないかとの質問です。DVとの関連についても質問します。
答弁は藤田典子子ども未来局長、佐伯克彦市民課長です。
6.高速道路5号線について
高速5号線のうち、東区中山から二葉の里に至る二葉山トンネルは、掘ってみなければ工事費が決定しないというしろものです。さらに、トンネル上部の団地には、多くの家が密集し地盤沈下の影響が考えられます。貧しい広島市の財政から、このトンネルにいくらつぎ込むのかという質問です。
答弁は高井巌道路交通局長、岡村清治財政局長です。
7.福祉行政について
これは、健康福祉局自立支援課の職員4名が、しょうがい者へ介護サービスを支給している 事業所を訪れ、しょうがい者の状況をまったく把握することなく、一方的に「過誤請求であるから減額して請求せよ」と実地指導して、事業所や保護者に大いなる不安と絶望を与えました。この4人は、多岐にわたるしょうがい者の実態をまったく理解していませんでした。福祉行政はこれで良いのか。という質問です。
答弁は糸山隆健康福祉局長です。
8.8月6日の式典の暑さ対策について
今年の8月6日の式典で、意識がもうろうとなった方がありました。きめ細かい熱中症対策を採るべきではないかという質問です。
答弁は佐伯克彦市民局長です。
前向きな答弁をする局長と、しょぼい答弁しかしない局長がいます。自分の守備範囲なのに答弁に立たない逃げ腰の局長もいます。
12月10日の午後2時より一時間です。どうぞ傍聴にお越しください。