2014年5月13日火曜日

広島市の収納対策

 市税の収納については、財政局を中心に収納率の向上に努めているところですが、なかなか進んではおりません。
 少しでも向上させようと障がいをもった子どもの昼食代の補助を打ち切るという、わたしに言わせればまことに姑息な手段を弄しているのが、松井市政です。

 先日、松井市政もここまで落ちたかという出来事がありました。

 市の税務部が、すでに納税している市民の個人情報の開示を、以前勤めていた事業所に求めていたというものです。
 未納ならまだしも、税金を納めた人の個人情報を開示せよとは広島市の意図を測りかねます。

 事の次第は次のようなものです。

 2014年のある日、A社長の事業所に広島市から文書が届きました。
 以前勤務していたB氏について市民税が未納なので、B氏の銀行口座を教えてほしいというものでした。

 A社長は「B氏はすでに退職しており、開示の義務は無いのではないか」と返事をしました。これに対し市は、過去の雇用主に対しても開示を求めることが出来ると解釈していました。

 電話でのやりとりでは決着がつかず、A社長は市役所内で担当のY徴収第2課長と面談しました。
 国税徴収法について議論が行われ、開示には根拠が無いとするA社長と、開示を求めることができると解釈するY課長の間で、議論は平行線でした。

 ところがその席上、市の担当者からB氏は6日前に納税を済ませていること、4日前には市の収納対策本部もそれを把握していることの報告がありました。

 つまり、納税しているにもかかわらず、市はB氏の個人情報を開示せよと求め続けていたわけです。

「Bさんは、税金を納められました。したがって情報の開示も必要で無くなりました。ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。」
 と、面談の4日前に謝罪しておけば、良い話です。

しかしY課長は、なぜか謝罪しませんでした。

 なんとも、とんちんかんな話になってしまいました。

 経緯を知らされた最高責任者の財政局長と収納対策部長は、即座にA社長に謝罪しました。
 しかし、Y課長は何が悪いかと不遜な態度に終始したようです。

 この事例を聞き感じたことは、広島市の収納事務は単なるミスというよりも、その職務遂行において品性が甚だしく劣化しているということです。
 仕事に品が無いこと、これはもう元には戻らないでしょう。非常に残念なことです。

2014年4月28日月曜日

広島対巨人戦

 4月25日からマツダ・ズームズーム・スタジアムで、首位の広島カープと3位の読売ジャイアンツの3連戦が開催され、カープが2勝1敗で首位を守りました。

 第3戦は前田健太、内海哲也両投手が好投し、0対0のまま延長に突入しました。
 延長11回の表、巨人の中軸を一岡龍司が三者凡退に抑えます。その裏に菊池涼介、丸佳浩が連打でつくった無死一塁三塁のチャンスに、頼れる4番のブラッド・エルドレッドがレフトへサヨナラホームランを放ち、一岡にプロ初勝利をプレゼントしました。
 これぞプロという劇的な試合でした。

 一岡は巨人から移籍の23歳。中継ぎで登板のたびに0点で抑え続けていましたが、大きな勝ち星を手中にしました。わたしは一岡投手のファンで、彼の「自分の仕事をきちんとするだけです。」と答えたインタヴューにさらに感動しました。

 この3連戦、わたしは篠田純平、杉内俊哉両投手の先発した第1戦を観戦しました。2階内野自由席は、お年寄りのみなさんと、幼い子どもを連れた親子連れの方々が多く、勤め帰りの会社員風の人は3分の1程度でした。

 わたしが子どもだった頃は、祖父や父に連れて行ってもらってましたが、小学校の高学年になると家が近かったからか、子ども同士で観戦していたものです。

 1970年ころは試合開始が19時で、今よりは1時間遅い試合開始でした。椅子は長い板を横に倒した感じのもので、詰めて椅子に座っていました。横も前後も狭い席でした。

 応援団は一塁側、三塁側、レフト、ライトと別れており、それぞれがはっぴを着て旗やこいのぼりを振り、呼子笛や鉦、太鼓で三々七拍子を取ったり、ちんちんどんどんとにぎやかでした。
 カープが得点しようものなら、ベンチの上に二、三人が上がって、広告紙を切って作った紙吹雪を巻き、「それ、ちゃっ ちゃっ ちゃっ」とやっていました。

 観客の95%くらいは男性で、サラリーマンや作業服を着た人など仕事帰りの人がほとんどで、中には怖いおにいさんもいました。
 ヤジがものすごく、あっちからもこっちからも相手チームの選手を中傷するにとどまらず、カープの選手にも連打を浴びせていました。凡退すると容赦なくカープの選手にもヤジが注がれていました。

 カープはチーム創立の1950年から1974年の25年間、Aクラスがたったの1回でした。勝つよりは負ける方が多いので、勝った夜は大騒ぎ。巨人に勝ちでもすれば優勝したような騒ぎで、サラリーマンも作業服姿の人も怖いおにいさんも浮かれていました。

 とんでもない所へ子どもだけで行っていたと思います。
 しかし、この市民球場での時間は今の自分を形作った一つだと確信しています。

2014年4月9日水曜日

さくらさく

 
                                                                               さくら

                                                                          
                                                                                さくら


                                                                            弥生の空は

 
                                                                            見わたす限り


                                                                              いざや
 

                                                                             いざや


                                                                               見に


                                                                                行かん


                                                                   いっせいに開きました。

2014年3月26日水曜日

鶴竜の優勝

 平成26年の春場所は、大関・鶴竜が14勝1敗で初優勝を果たし、場所後の横綱昇進を決めました。鶴竜はモンゴル・スフバートル出身の28歳。16歳で来日し苦節12年、とうとう綱を手にしました。

 鶴竜は童顔で、わたしの甥っ子によく似ており、好きな力士のひとりです。報道によると、性格は真面目、温厚、おとなしいそうで、その点でも一致しています。
 横綱には品格が求められますが、朝青龍や日馬富士といった先輩横綱に付けられた注文は、審議会からはありませんでした。一級の品格を兼ね備えた新横綱と言って良いでしょう。
 両前みつを取り上体をまるくし、あごを引いて寄る形になれば、どんな相手も倒す力を持っています。新横綱の活躍に期待するところです。

 ところで、この春場所は終盤に来てドラマがありました。週刊誌の読み過ぎかもしれませんが、そのドラマには何か筋書きらしきものがあったようです。モンゴル出身力士と一部の日本人力士に、なんとか鶴竜が優勝するよう応援したいという空気が感じられました。

 10日目まで、白鵬、日馬富士の両横綱が全勝、鶴竜が1敗、大関・稀勢の里と、関脇・豪栄道が2敗。ここまでが優勝圏内でした。日本人力士は稀勢の里と豪栄道の二人ですが、豪栄道は11日目に白鵬に敗れ後退しました。

 鶴竜にとっての脅威は、星ひとつの差で追いかけるガチンコ力士の稀勢の里ですが、11日目に日馬富士がすさまじい張り手の嵐をあびせ、稀勢の里が顔をそむけるところを押し出しました。12日目には白鵬が立ち合いを合わさずに四度目でやっと立ち上がり、やや緊張感の欠けた稀勢の里を寄り倒しました。
 両横綱とも、そこまでして勝ちたいかと思うほどの執念でした。

 12日目には日馬富士と鶴竜が対戦しました。日馬富士がものすごい勢いで突いて出ましたが、鶴竜はいったん受けた後、右からいなしました。日馬富士は土俵際に詰まり、簡単に送り出されました。稀勢の里戦に見せた迫力はみじんも感じられませんでした。

 13日目を12戦全勝でむかえた白鵬は、6勝6敗と不調極まりない大関・琴奨菊との取り組みです。気のない立ち合いから、琴奨菊十分の四つを許し、がぶり寄りの前にあえなく寄り倒されました。思わず「えーっ」と声を上げてしまいました。白鵬は挙句の果てに右手を負傷しました。

 翌日の鶴竜戦は1敗同士の大一番のはずでしたが、一方的に鶴竜が寄り切りました。東土俵に鶴竜が寄りながらうれしそうな顔をしているようでした。白鵬は負けた後、なぜか憤然としていたのが印象的でした。

 さらに日馬富士は琴奨菊にあっさりと負けて3敗。琴奨菊は8勝6敗と勝ち越したので安心したのか、千秋楽は鶴竜に簡単に寄り切られました。両横綱を連破した力士とは思えない負けっぷりでした。この一番で鶴竜の優勝が決定しました。

 両横綱が鶴竜に対し、盾となって立ちふさがれば面白いのでしょうが、あっけなく鶴竜が優勝してしまいました。

 わたしは12日目の日馬富士と鶴竜の一番を見て、筋書に気付きました。私の予想した筋書き通りに全くその通りに運んでしまってびっくりしています。

 広島市議会の方が、よほど筋書の無いドラマです。安佐市民病院の移転問題で、
 なぜこの議員が市長に反対したのか。なぜこの議員が賛成票を投じたのか。わたしにはその筋書きがまったく分かりません。
 まさに劇的ともいうべきストーリーです。

2014年3月17日月曜日

わたしの誕生日


3月16日は、わたしの誕生日でした。妻と後輩3人がケーキで祝ってくれました。写ってない後輩一人は、写真を撮っています。たいへん楽しいパーティでした。

「It's my party.」 というレスリー・ゴーアのヒット曲があります。日本語のタイトルは、「涙のバースデイ・パーティ」 だった気がします。

 オールナイト・ニッポンというラジオの深夜番組で、パーソナリティの今仁哲夫ことテッチャンが日本語で歌っていました。

「 いつまでもかっこよく 元気でいて 元気でいて
今日はテッチャン誕生日 おめでとう

マージャン負けて ハコテンなっても くよくよするな
今日も元気で ケケケと行こう 」

 後年、レスリー・ゴアの曲を聞くことになりましたが、歌詞は全然違っていました。
「わたしの好きな彼氏は別の彼女といちゃいちゃしている」という意味深なものでした。

 幸いなことに、わたしの誕生日パーティは特に意味深なこともないパーティでした。
 参加者の中にライターがいますが、歌詞を作ってもらったとしても涙のないパーティではヒット曲にはならないでしょう。
 

2014年3月2日日曜日

消防局の二重の基準

 2月7日、南区のK会館の竣工式に招かれたので、行ってきました。市営住宅が21階建てのビルに入居しているので、館内を見せてもらいました。

 最上階の21階の廊下は吹き抜けになっており、緑色の避難誘導灯に沿って進むと、壁に突き当たりました。
 そこには「右に進め」という避難誘導のためのシールが貼ってありました。 




 右にドアがあったので開けてみると、そこはベランダで外と通じていました。
 ところが非常階段がありません。おかしいなと思って前進すると、右手にドアがありました。そのドアには何の表示もありませんでした。
 何だろうと思ってドアを開くと、そこは階段室になっていました。1階につながっているのだそうです。

 わたしの知識では、非常階段の場所を明示する避難誘導灯が無ければならないはずです。案内してくれた城戸・住宅政策課長に聞いてみました。

 すると城戸課長は、「これはすでに消防局の検査がすんでおり、問題ないと言うことです。」と答えました。

 2番目と3番目の写真がベランダにある階段室への扉です。当初は何も貼ってありませんでした。








 4番目の写真は、同じ南区のLマンションです。


 ベランダから直接降りる非常階段を、緑の避難誘導灯がこれでもかとばかり照らしています。

 K会館のベランダは避難誘導灯がありません。
 「これでいいのですか。漆黒の暗闇のとき、住民は迷わないのですか。」と聞くと、消防局の蔵本指導課長は、「外部に開放されたベランダに誘導灯は必要ないのです。」と答えました。

 じゃあなぜLマンションには設置されているのかと聞くと、「施主さんが親切に取り付けてくれたのでしょう。」と、けろっと答えました。

 南区の今村・予防課長に聞くと、「10年ほど前に新しく基準がかわり、築15年のLマンションと、新築のK会館とでは誘導灯が有ったり無かったりするのです。」と答えました。

 「基準が2つあることになるので、それはおかしい。」と言うと、蔵本課長は「いったん合格と言ったんですからこのままでいきましょう。」と、メンツを重んじようとしました。

 わたしが「大事なのは、市民の命か消防局のメンツか」と問うと、蔵本、今村の両課長は、「命です」というのが精いっぱいでした。
 「命が大事なら、K会館のベランダに避難誘導灯を設置するべきでしょう。」と言っておきました。




2014年2月8日土曜日

障がいを持った子どもの昼食費を200円から560円に値上げ

 2014年4月から消費税の税率が、5%から8%に上がります。

 同じく広島市は、4月から広島市の施設に通所する2歳から6歳の子どもたちに提供する昼食を、1食200円から560円に値上げします。
 この値上げは、広島市の児童発達支援センターを利用する知的や身体、そして発達障害などの子どもたちに対して実施されます。

 これに異議を唱えたのは、保護者のみなさんでした。2.8倍の値上げに驚愕されました。

 広島市健康福祉局・障害自立支援課は、事務事業見直しの文書の中で以下のように説明しています。

「食費については、健常児か障害児かにかかわらず、また、通園・通所しているか否かにかかわらず必要なものであり、その費用にまで経済的支援を行うことは公平性を欠いていることから、食費負担助成については廃止を検討する必要がある。」

 2歳くらいから6歳くらいまでの子どもたちは、みんな昼食を食べています。値上げ分の360円は市の助成額ですが、その費用を市が負担助成するのはおかしいと言いだしているのです。

 そこで保育園や小学校について調査しました。

 
 同じ年齢の子どもたちが通う市立保育園では、昼食の材料費は1食207円です。保護者からは、折り紙やおもちゃなどの教材を含めて1日258円を徴収しています。私立では1食が200円の原価だそうです。

 また、市立小学校では食材費1日当たり220円を徴収しています。市が220円を負担しており、1食分の440円を保護者と市とが折半しています。

 1日560円の昼食費で何が食べられるかと考えましたが、牛丼の並が280円、100円のハンバーガーもあります。560円も昼食費に使えない大人はたくさんいます。2歳の子どもに560円は高いと思います。

 我が家でも調査をしました。通園通所しない日の子どもたちの食費はどうだったかを問うと、妻は「残り物を食べさせていたから0円よ」と答えました。

 560円の内訳について樋野・障害児支援担当課長に聞くと、食材費が350円、人件費が210円だそうです。
 食材の購入から調理にいたるまで、市は業者に委託していました。

 保育園児も小学生も同様の給食を食べているのに、なぜ食材費が100円も高いのかと聞くと、樋野課長は「添加物が無添加の食材を購入するからだ」と答えました。

 購入している食材が、保育園や小学校と異なるものなのかどうかを確認することになりました。

 わたしが懸念するのは、せっかく通園して療養効果を上げている子どもたちが、560円への値上げによって通園回数を減らされるのではないかということです。それでは施設の活動の意味が失われます。

 それでも値上げするのかと聞くと、 末定・障害自立支援課長は答えませんでした。

 市が補助を打ち切ると言っても、保育園児や小学生には補助をしています。これを打ち切りはしません。
 しかし、障害を持った子どもたちだけは補助が打ち切られ、非常に高い昼食を食べることになります。健常児も障害児も公平にするのが事務事業の目的なのに、補助の打ち切りによって大きな不公平が生じます。

 障害をもった子どもたちだけに高負担を強いるなんて信じられない。それでもあなたがたは障害福祉の課長さんですか、とあらためて問いました。

 末定、樋野両課長は、黙して何も語りませんでした。お二人とも真面目な方だけに、他の管理職からよく聞かされる口先だけの答えはできなかったのでしょう。

 わたしが撤回を求めますと言ったので、糸山健康福祉局長、藤田こども未来局長も含めて協議するそうです。