2009年9月30日水曜日

市議会での論戦始まる

9月議会の一般質問の初日です。各会派を代表し、議員が一人ずつ登壇し30分の質問をします。それに対する、市長と担当局長の答弁が30分です。
今日は自民党系から2名、公明党から1名、わたしの所属する市民連合から1名が質問に立ちました。
 自公の3名は反市長派です。3月の議会で否決した、旧市民球場の解体に係わる議案について、またも反対論を展開するのかと思いました、しかし、どの議員も深く追及することはありませんでした。市長の主張に対抗できる論拠が見当たらないのでしょう。
 反市長派が数の力にまかせ、市長の提案をつぎつぎに否決したという時期もありましたが、この議会ではどうなるかよく分かりません。
何はともあれ、活発かつ意味のある論戦をして、良識ある結論を出したいと思います。

2009年9月29日火曜日

安心の橋

南区大州と東区矢賀とを結ぶ地下トンネルがあります。JRの山陽線、呉線地下をくぐるトンネルで、かなりの交通量です。
 このトンネルの出入り口付近は、自転車歩行者だけでなく、車も通行しています。自転車と歩行者は、このトンネルの入り口を横切らないと進めません。車が真っ暗なトンネルから出てきたり、反対側からやって来たりで大変危険でした。
 カープの試合を観戦した後、天神川駅方面へ帰る歩行者が、このトンネルの前を数多く横切ることになります。そこで、トンネルの上に陸橋を架けてもらうよう要望を出したころ、広島市がそれに応えて、8月末に無事完成しました。
ちょうど地下の駐輪場のようにスロープの付いた階段になっています。歩行者も自転車も通りやすくなっています。

 野球の試合のあと、歩いてこの橋を見に行きました。4台の自転車の親子連れが、私を追い抜いて行きました。橋のスロープが見えたので、渡りますようにと念じていたところ、親子そろって橋を渡ってくれました。
 
 危ない道路ではなく、安全な橋を親子で仲良く安心して渡る。
 こういう光景は本当にほほえましいものです。

三重吉塾

先日、広島で学習塾を起業しようとしている島田泰行さんの話を聞きました。
島田さんはサッカーひと筋、プロを目指していましたが、大学3年で一念発起して広告代理店を起こされたそうです。その後東京での企業家活動を経て、広島で塾を始めることを決意されたとのことでした。その塾が三重吉塾です。
 名前の由来である鈴木三重吉は広島出身の児童文学者です。三重吉は児童尊重の教育運動を実践しました。
 三重吉塾は中学生と高校生が対象ですが、学力だけでなく生きる力を育もうというのです。島田さんが言うには、人生何が起こるかわからない。ピンチのときに頼れるのが生きる力。生きる力とは自己の責任で生きていく力だそうです。
 これからこどもたちの保護者の方々にプレゼンテーションしていき、来年の4月に開塾の予定です。
 ユニークな塾なので、大きく花開いてほしい。心から願っています。

2009年9月27日日曜日

ソフトボール大会

今日は朝の9時から、段原学区のソフトボール大会ですした。趣味・ソフトボールと書いてますのでもちろん選手として参加しました。
 町内会ごとにメンバーを揃え3チームが出場しました。総当りで各チーム2試合です。キャッチャーで全試合マスクを被りましたが、とにかく暑かっ た。ワンバウンドのボールが多いピッチャーでしたが、パスボールは無し。キャッチャーフライも二つ捕りました。集中してプレーできたと思います。
 打つほうは緩い球をヒット2本、アウトになりましたがいい当たりが2本ありました。右足に体重を残してセンターに打ち返せたので満足です。
 
 午後から二つ用事があり、12時に失礼しました。打ち上げに参加して、ビールを飲みながらお好み焼きを食べるのが楽しみだったので、心残りです。
 
 そして昼寝して夕方起き、大相撲千秋楽の横綱決戦を見る。
 

 というのが最高だったのですが、そうそう都合よくはいきませんね。

2009年9月26日土曜日

ひとつ譲れば笑顔が四つ

アストラムラインに乗って出掛けた日のこと。空席はほとんど無く、前の四人掛けの席は、三人の若者が我がもの顔で座っていました。染めた髪をワックスで立たせ、粋がっている気配を漂わせています。こりゃ誰も座れんわと思っていました。
 するとメールを打ち終えた真ん中の若者が、やおら左側に詰め、右側との間にスペースが出来ました。ちょっと戸惑っている右側の若者に、真ん中に いた若者が目配せなどして、しきりに合図を送っています。やっと状況を理解した右側の若者が左に寄って、一番右にきっちり一人分の席が空きました。そして 右側の若者が、前に立っていた女性に左手でどうぞと、座るように促しました。
 一部始終を目の当たりにしていた女性は、「あー、おかしかった。」といった感じで笑いながら、お礼を言って着席しました。私も声には出さないものの、心の中で大笑いしていました。
 真ん中と右側の若者は、少し照れ笑いを見せていました。
 まるで、ほのぼのとした小喜劇を見ているようでした。

2009年9月25日金曜日

9月議会始まる

今日、広島市議会の9月議会が開会しました。10月16日まで22日間の会期です。この議会に秋葉忠利市長は、旧市民球場を解体する予算を提案しました。この予算は2月議会で一度提案しましたが、その時は議会の反対多数で否決されました。今回の提案は同一の中身です。
 今日の市長の説明によると、広島商工会議所から「2013年にお菓子の博覧会を誘致したい。そのために広い会場が必要で、市民球場の跡地をそれにあてたい。」という要望があり、それに応えて解体の予算を計上したということでした。

 市長は、跡地は緑地公園にして市民の憩いの場としたいと考えているそうです。東京には日比谷公園、ニューヨークにはセントラルパークがあります。
 いずれも毎日たくさんの市民が憩いの時間を過ごしており、都会の真ん中に潤いを与える空間になっています。

 反対派は2月議会で、緑化公園では賑わいが得られないという理由で反対しました。しかし、私には市長に反対することだけが目的のように思えました。
 「球場を残せ」という意見がたくさんあるのは、もちろん知っています。しかし、どのような目的で球場をどう活用するのか。
 具体的な回答は、なかなか難しいのではないでしょうか。

 私は、公園にしてひと休みできる場にしてはどうかと思います。

2009年9月24日木曜日

街灯

 「街灯」という歌をご存知でしょうか?三浦洸一という歌手が、50年ほど前に歌っていた曲です。
その中に、「仰ぎ見る街灯 お前は知っている 私の悲しみを」という歌詞があります。
 
 市議会議員には、「街灯をつけてほしい。」という要望も寄せられます。
まずは昼間に現地に行き、どのように街灯が設置されているかを見ておきます。この時、夜はどれくらい暗いのかをイメージしておきます。夜に、もう 一度同じ場所に行って確認します。街灯をつけてほしい、という要望があるぐらいですから、たいていは真っ暗です。そこで街灯を立てる場所はどこが良いか、 目星を付けておきます。最後に区役所に要望を出します。
 
 昨日も、橋のたもとが暗いという指摘があったので、実際に見て来ました。その橋には、東側と橋の真ん中に、オレンジ色の街灯がついていました。ところが、西側には橋から少し離れた場所に、ポツリと街灯があるだけでした。
 
 橋の西側は歓楽街です。泡のように消えるひとときは、さぞ名残り惜しいことでしょう。「私の悲しみを知る街灯。」しかし、それがこうこうと明るいのはどんなものでしょうか。
そのような理由で、橋の西側は暗かったのかも知れません。

街灯・続き

前回の続きです。
 街灯をつけてほしい、と要望があった場所に行き、最後に確認のため依頼者の自宅を訪れました。すると、
 「橋のたもとじゃない。川べりの道よ。夜、散歩する時に真っ暗なんじゃ。」
とのことでした。私はてっきり、歓楽街側のたもとが暗いので、そこに街灯をつけてほしいという要望だと思っていました。
 川辺の道は公園になっていて樹木が生い茂っています。言われてみれば、街灯もないので本当に暗く、同行したスタッフも同じように指摘していました。
 そこで、今日も現地を見に行きましたが、やはり真っ暗でした。川辺の公園には、昔から柳の木が植えてあります。子供のころ近くに住んでいたのですが、生い茂る柳の枝が幽霊のように見えて恐ろしい場所でした。
 同行したスタッフに柳の由来を説明しながら、橋のたもとまで歩きました。そして橋の欄干に手をかけたその時です。欄干がくにゃっと動いて、てっぺんの部分が軽々と取れてしまったではありませんか!一瞬何が起こったかわからず、背筋にぞーっと寒気が走りました。
 
 次の瞬間、カランカランと空き缶の転がる音。取れたと思った欄干は、欄干に乗せてあった缶コーヒーの空き缶でした。

 空き缶と欄干の区別もつかないような暗さだったので、やはり街灯は必要だと思いました。そして、川辺の公園は子供のころと変わらず、恐ろしい場所でした。

2009年9月22日火曜日

医師は使い捨ての機械ではない!

 「夫は神奈川県の県立病院の医師ですが、月に120時間残業をしても賃金が出ていません。どこに相談に行けばよいのですか。」
 9月22日付の朝日新聞に、このような投稿がありました。

 近年、医師の数は全国的に不足しています。しかし。患者数は増加する一方で、特に救急患者が増加しています。最近の医療訴訟の判例をみても、「医療行為そのものにミスは無いが、事前の説明が不十分であった。」という理由で、医師が敗訴する例が増えています。
 
 そうなると、当然説明の時間が長くなります。ただでさえ仕事が増えているのに、さらにボランティアで時間外勤務をさせている神奈川県の真意が知れません。この医師はそのうち燃え尽き症候群で職場に立てなくなることでしょう。
 医師は使い捨ての機械ではありません。これは医師だけではなく、全ての働く人にも言えることです。
 
 広島市であれば、直ぐに相談に乗れるのに。そう思うと自分の力がおよばないことがとても悔しい。
 一つ希望があるとすれば、朝日新聞は全国紙であるということでしょうか。どこからでもいいので、この夫妻に救いの手が差し伸べられることを祈ります。

秋の連休・四日目

今日は小雨の中、マツダスタジアムへ野球観戦に行ってきました。
 広島カープはあっさり完封負け。2時間半の間、なすすべなく座ったままでした。しかし、勝っても負けてもスコアブックはつけるようにしています。
 以前、試合中に雨が降り出してスコアブックが汚れたことがありました。その日は、偶然近くにプロのスコアラーが陣取っていました。よく見ると、大きな透明のビニール袋の中にスコアブックを入れて、袋の中で記入していました。
 なるほどこれなら濡れることはありません。一緒に行った妻も、それを見て
「これはいい、次回は用意しときましょう。」
と言いました。
 そして今日。雨が降り出したので、妻がビニール袋を取り出してくれました。準備万端とはこういうことか、さすがだと思ってビニール袋を受け取りました。
 しかし、出てきたのは半透明のビニール袋でした。もちろん透明ではないので、スコアブックが見えません。なんとか袋の口から、奥をのぞきながらスコアをつけました。
 そんな事があったのですが、妻には感謝しております。もしも紙袋だったら、ひとたまりもないところでした。

2009年9月21日月曜日

秋の連休・三日目

 今日は墓参りに行きました。母方の曾祖父とその親族の墓で、会ったことのない人達です。墓の近くに親類の女性が住んでいましたが、今は空き家で雑草が生い茂っています。
 
 いつも墓は草に隠れているのですが、今日は辺り一帯も含め、きれいに草は刈られていました。誰かが刈ってくれたのでしょう。ありがたいことです。もっとこまめに墓参りしないと・・・と思うのですが、なかなか来ることができていません。
 
 空き家に戻るとキンモクセイの甘い香りが漂ってきて、秋の訪れを感じました。

2009年9月20日日曜日

秋の連休・二日目

 連休二日目です。今日は街に出てみましたが、ついついファッションの観察をしてしまいました。
 まだ暑いせいか、男性は半袖シャツに短パンという夏の装いが半分ぐらいでした。女性は、秋らしく色合いとトーンを抑えて上品に装っていました。

 ところで今年の流行色は紫色です。街でも目に入ってくることが多いように思います。年配の方も、シャツやインナーに紫を使っていました。
 ショップの方が言うには、不景気だから紫が流行するとのこと。多くの人に受け入れられやすいから、というのがその理由だそうです。なるほど。

 まあ理由はともかく、流行の紫で街が染まっていくのが楽しみです。
 サンフレッチェ広島も3位と頑張っていますし、街もビッグアーチも紫に染めてしまいましょう。

2009年9月19日土曜日

秋の連休 初日

 秋の五連休初日です。連休などしっかり休める日が増えることは良いことです。私も最近とみに忙しかったので、しっかり休もうと思います。 
 と言いながらも今日は野球の試合。張り切って出かけました。

 私はバッカスというチームで、「主将」「選手」「幹事」「雑用係」の一人四役を務めています。
 爽やかな秋空のもと、15時から試合開始。主将なので自分でオーダーを決めるのですが、今日は9番セカンドでスタートです。

 チャンスで回ってきた打席では、ストレートを弾き返しましたが、ちょっとバットの根っこに当たってセンターフライ。残念。



 しかし守備では、いいプレーができました。ピンチの場面で高いバウンドのゴロ。ダッシュしながら捕って、ボールをファーストへトスしてアウト。思わずガッツポーズが出ました。

 野球は中学校の部活動から始まって、38年続けていますが、なかなか上手くなりません。しかし、ときたまですが会心のプレーができると・・・もうたまりませんね。はらはらのピンチも、どきどきのチャンスも、私を夢中にさせます。
 私にとって野球は「一生の友人」です。

 試合の結果ですか?2対8の敗戦です。
 ドンマイドンマイ。

2009年9月18日金曜日

外国から来たこどもたち

 今日は市内の小学校へ授業参観に行ってきました。

 この小学校には、中国残留邦人の3・4世であるこどもたちをはじめ、フィリピン、韓国、インド、ベネズエラ、アメリカから来日した51名のこどもたちが通っています。
 外国から日本に来るこどもたちは年々増加しており、指導にあたる先生の確保が大きな課題になっています。

 教室を訪れると、3年生、5年生が一人ずつ、そして6年生二人の合計4名に、先生が一人ずつ付いて教えていました。生徒の中には、今月10日に 来日したばかりの女の子もいましたが、きちんとした日本語で挨拶してくれました。3年生のクラスでは、23名のうち外国からのこどもたちが合計11名いま す。二人の先生から、きめ細かい授業を受けていました。 
 
 私は学生時代、韓国へ行ったときに韓国の人と知り合って、とても仲良くなりました。それをきっかけに韓国の文化について大変興味を持ち、互いに理解を深めていきました。
 広島市では外国出身の人が年々増えています。今後は異文化との交流が、ますます盛んになるでしょう。こどもたちも、クラスメートが生まれた国の言葉や文化 について興味を持ち、お互いに理解を深めてほしいと思います。そして、異文化を互いに理解することのすばらしさがわかればいいなと思います。
 
 そのためにも、こどもたちには分けへだてなく教育を受けてほしい。そして楽しい学校生活を送っていける手伝いをしていきたい。
今日の授業参観で、その気持ちはいっそう強いものになりました。

2009年9月17日木曜日

鳩山内閣発足

 16日午後、国会で指名をうけ鳩山由紀夫代表が第93代首相に就任しました。
 
 これまでの組閣終了後の記者会見は、自民党の新大臣が官僚の作成した原稿を棒読みしていました。また、記者の質問に対しても想定問答集を朗読するだけでした。しかし鳩山内閣の閣僚は、これまでと違い自らの言葉で所信を語り回答していました。
 
 これは官僚に対しての、
「私たちは、あなたたちの思うがままにはなりませんよ。」
というメッセージに他なりません。脱官僚を掲げ、国民主権を目指すという意思表示をしたのです。
 
 官僚や役人の支配は、国政だけでなく広島市政でも横行しています。政治家が国民や市民の側に立つことによって、その支配は終わることになるでしょう。多くの国民、市民はそれを待ち望んでいます。

2009年9月15日火曜日

こども総合相談センター「えがお館」

 福岡への視察の報告です。
 
 福岡市の運営するこども総合相談センター「えがお館」の特徴の一つは、0歳から20歳までの相談にすべて対応するという点です。藤林所長はその役割について、エピソードを交えながら語って下さいました。

 「虐待を受けたこどもは、家庭が崩壊しているので、その暖かさを感じることができていません。えがお館のスタッフは、保護したこどもに対してそ の暖かさを一生懸命教えます。そのため社会に出ると暖かい家庭にあこがれ、早めに結婚しこどももつくります。しかし、若い二人にはこどもを育てる力が足り ません。そこでえがお館が相談にのって、二人の子育てをサポートするのです。」

 虐待を受けたこどもたちにとって、えがお館は心の拠り所でありたい。
 所長さんはやさしい微笑みをたたえながら、力強く語られていました。

福岡に行ってきました

 視察で事務所スタッフと共に福岡を訪れました。
 今回の大きな目的は、福岡市こども総合センター「えがお館」を訪れることでした。施設の見学をしたあと藤林所長のお話を伺って、スタッフも私もいたく感動しました。詳細はまた後日に譲ることとします。



 他の目的の一つは、博多のファッションチェックでした。以前色遣いについて書きましたが、博多のファッションは自己主張にあふれ、それが色遣いだけでなく装い全体にも表れていました。
 
 夕食のラーメンを食べた後、天神から博多駅に向かうバスに乗りました。すると、そのバスにはオシャレに決めた女性がたくさん乗っていました。目の前に立っていた女性は、黒の上下にベルばらのオスカルのようなロングでカールされたヘアという、大変りりしい出で立ちでした。
 「さすが博多。普段からおしゃれに決めている女性が多いなぁ。」
と感心していたのですが、その時間が長く続くことはありませんでした。
 2つほど先のバス停で、おしゃれな女性たちは次々とバスを降りていきます。外を見ると、ネオンがきらびやかな夜の街。

 そうなのです。とてもオシャレに決めていたのは、夜の街、中洲で働く女性でした。

2009年9月13日日曜日

保育園の運動会

 今日は保育園の運動会に行って来ました。一歳から六歳まで、全員で200名ほどの保育園です。お父さんにお母さん、おじいさんにおばあさん。色々な人が園児の様子を見に来られていました。
 
 一、二歳のこどもたちが出場したプログラムは「親子ふれあい体操」で、
お母さんやお父さんとこどもたちが、ペアになって踊るものでした。お母さんお父さんが、こどもを抱きしめたり、ほおずりしたり、高く抱き上げたり。みんなの嬉しそうな表情を見ていると、普段は仕事でふれあえる時間が少ないのだろうなと感じました。

 「いつもの分までしっかり抱っこしてもらってね。」
と、強く思ってしまうのでした。

2009年9月12日土曜日

お葬式

先日、10年来の知人のお葬式に行って来ました。

「松坂さん、頑張ってよ」

と、いつもごっつい手で握手して下さった、とても優しい人でした。小学校時代の先生が弔辞を読まれたあと、私の横に座って思い出話をされました。
 小学生の時に先生はよく故人を殴ったそうで、同窓会の時に故人が
「先生、今だったらクビになっとるで。」
と、笑いながら話していたそうです。
 いかにも故人らしいエピソードに、反対側の方も一緒になって三人で笑ってしまいました。

 遺族席には、子どもさんやお孫さんたちがいました。幼稚園くらいの男の子が、笑いながら焼香したり、やたら立ち上がったりしていました。無邪気に微笑んだ表情が故人にそっくりで、泣きながらもつい微笑んでしまうのでした。

2009年9月11日金曜日

マツダスタジアム

 マツダスタジアムは2009年完成のオープン型天然芝球場です。初年度ということで、たくさんのお客さんがつめかけています。その中で、去年はあまり見かけなかったご高齢のお客さんが増えています。
 
 その理由は球場の構造にあります。
 旧市民球場と比べて内野スタンドの傾斜はぐっと緩やかで、階段の段差も小さくしてあります。座席は横幅が広 く、前列との距離も十分とってあります。全席に背もたれとひじ掛けがついているのも忘れてはなりません。
 その結果、ご年配のファンを開拓することになりま した。一見冷たい建物ですが、暖かいホスピタリティに溢れています。見る人への思いやりを感じる球場だと思います。

2009年9月10日木曜日

島義勇

 札幌市役所のメインロビーに控えるこの彫像は、開拓判官の島義勇(しま よしたけ)です。
 
 島義勇は佐賀藩出身で、明治初年に開拓判官として赴任しまし た。わずか一年間で原野を切り拓き、現在の札幌市の区画を定めました。その区画整理は非常に優れており、札幌市は碁盤の目のように合理的に作られていま す。
 
 島義勇はのちに江藤新平とともに佐賀の乱の首謀者として捕えられ、斬首の上その首をさらされました。新政府側から見れば賊徒の一人ですが、札幌の人たちは島の功績を顕彰し、後世に語り継いでいます。





動物園

 皆さんもご存知、旭川市の東に位置する旭山動物園は、なんと年間300万人が訪れています。
 広島市には安佐動物公園があり、年間4億円の税金をつぎこんで運営していますが、来園者数は伸び悩んでいます。
 
 旭山動物園と安佐動物公園の違いはどこでしょうか。
 
 もちろん展示の目新しさもありますが、絶対的に違うのはホスピタリティ、つまりもてなしの精神です。
 旭山動物園の職員には、もてなしの気持ちがあふれんばかりです。動物園の見どころであるエサやりの時間は、入口だけでなく園内数ヶ所に掲示されていました。




















安佐動物公園は動物の種類も多いうえ、園地は広大で自然の姿に近く、旭山と違う面白さがあります。もてなしの気持ちを持ってサービス改善するだけでも、ずいぶんお客さんが増えるのではないかと思いました。




2009年9月8日火曜日

トウモロコシの値段

 札幌に来ています。出発前に約束をしていたので、お土産のトウモロコシを買うことにしました。
 
  デパートに行ったところ、10本のトウモロコシが札幌では三千円。これを広島に送るとなると五千円になります。値段の差は輸送コストです。かなり差があるなぁと感じました。
 輸送コストは人件費、燃料費、そして高速道路の料金です。高速道路が無料化されれば、広島でも北海道のトウモロコシを少しは安く食べることができるでしょうか。
 
 北海道のトウモロコシはとても美味しい!広島でも気軽に食べることが出来ればいいのですが。



2009年9月7日月曜日

フィンランドの女性

まず皆様に質問です。
日本にはたくさんいますが、フィンランドにはほとんどいない職業といえば?
 

正解は「専業主婦」です。
 
昨年、フィンランドへ教育をテーマとした視察に行きました。
フィンランドの女性はほぼ全員就職します。人気があるのは学校の先生で、女性の割合が高くなっています。ヘルシンキ市の教育長も女性です。
その教育長が日本に来た時に、文部省の官僚にこう質問したそうです。
「フィンランドでは、高学歴の女性は働きます。なぜ日本では高学歴の女性の多くが専業主婦をしているのか?」 官僚はしばらく考えて、こう答えたそうです。

「日本では高学歴の母親が必要なのだ」

2009年9月6日日曜日

新球場ちかくの信号機

新球場が完成してから、たくさんの人がカープの試合に観客が詰めかけています。開幕前に心配されたのは、三万人の観客が試合終了後に路上にあふれ、交通事故が起こるのではないかということでした。
 特に荒神陸橋の南側の交差点は、陸橋の側道の信号機が新設されたこともあり、複雑になりました。そのため広島駅方面に向かう歩行者が、まだ赤なのに信号が青に変わると勘違いして、側道から直進する車にひかれそうになる場面が何度もありました。
 
 「これではさすがに危ない。いつ事故が起きてもおかしくはない。」
 そう感じたので、スタッフと連日交差点へ出向いて現地の様子を調べて、広島市や広島県警と協議しました。
 その結果、残り時間が破線で表示される信号機に変わりました。前より安全になり、事故を未然に防げるようになったと自負しています。
 
・・・と言いたいところなのですが、実は信号機を変えるというのはスタッフのアイデアなのです。
 自分だけの視点だけではなく、複数の視点で見て検討することの大切さを教えられました。




2009年9月4日金曜日

いろもいろいろ

 私は生来オシャレという言葉とは無縁でした。しかし、洋装店のスタッフや友人とファッションについて話をしてみると、だんだんと面白さがわかってきたような気がします。
 
 ファッションの色使いは地域によって特徴が違うそうです。
 大小はありますが色物を組み合わせているのが福岡や熊本。若者だけでなく、お年寄りも明るい色を着こなします。
名古屋は派手好き。他の地域ではマイナーな色ですが、名古屋で好まれるのはオレンジ色だそうです。
 意識して観察してみると、「なるほど」と納得できるものがありました。
 それに対して広島は黒、白を中心としたモノトーンの街です。他の地域に比べると少し地味な気もします。
 
明るい色とちょっとした遊び心で、見た目にも華やかな街を目指しませんか。私も秋物で明るい色を使ってみようと思います。

2009年9月3日木曜日

緑化計画

8月が終わって9月に入りました。まだまだ暑い日が続きます。遅ればせながら、私の事務所でも先月から屋上緑化や壁面緑化を目指し、ベランダを緑で覆うことにしました。
 
 スタッフがゴーヤとキュウリの苗をいくつか持ってきて、一日にして庭園を作ってくれました。ベランダの窓の外にネットを張り、そこに葉っぱが広がって緑の カーテンになる・・・予定でした。
 
 しかし、残念ながらゴーヤ一本とキュウリ一本を残して、他は全て枯れてしまいました。どうやら暑さにやられたようです。
 
 この度は残念なことになりましたが、毎日水をやってると、花が咲いたり実が成ったりとなかなか楽しいものです。ゴーヤはあっという間に10センチほどの大きさになり、驚きました。
今はラベンダー、ベゴニアなどを育てています。まだ花が咲くのは先ですが、今から楽しみです。今度は枯らさないようにしないと。

2009年9月2日水曜日

期日前投票

 広島市の政策や役所の対応について、いつもさまざまなご意見をいただいています。この何日間かは「期日前投票にいったら待たされた」という意見が数多くありました。
 
 待たされたあげくに宣誓書の記入を求められ、怒って帰宅された方が三名もおられました。投票を啓発しておきながら、来られた方を怒らせて帰すとは。
 調べてみると、区役所ごとにバラツキがありました。本人の照合をするのに使うパソコンも、二台置いた区もあれば、一台だけの区もありました。これでは当然待たされる時間も違ってきます。部屋の広さも区役所ごとに違いました。
 
 怒って帰宅された区役所は、お待たせして申し訳ありませんという気持ちが十分ではなかったのではないでしょうか。気持ちは態度だけでなく、待たせない心配りにも表れます。

2009年9月1日火曜日

子育ての現場

昨日、道を歩いていた時のこと。後ろから突然バタンと何かが倒れる音。すぐに聞こえてくる子どもの泣き声。振り返ると、子ども二人をのせた自転車とお母さんが倒れていました。どうやら歩道と車道との段差で転倒してしまったようです。
 すぐに立ち上がり、泣いている下の子をあやすお母さん。私と友人は、倒れたままでいたお姉ちゃんを抱き起こしました。

 移動ひとつを取ってみても、子育ては大変です。
 倒れにくい自転車を買うための支援や、バリアフリーの道路整備。やるべきことはたくさんあるな、と思いをめぐらせていました。
 ふと気づくと、子どもたちはすっかり泣きやんで、お母さんもほっとした表情を浮かべています。お礼の挨拶のあと、三人とも笑顔で去っていかれました。