2009年11月2日月曜日

フットサル

趣味でフットサルをやっています。ルールに違いはありますが、5人でするミニサッカーといったところでしょうか。人数が少ないだけに、たくさん動かなけ ればなりません。攻め上ったり守りに下がったりと、忙しいスポーツです。月に2回程度練習しており、先日はチームを組んで試合に臨みました。

 試合は練習と違う曜日に行われたため、いつものメンバーが参加出来ませんでした。私以外の選手は若者たちで、中学のサッカー部で一緒だった6人組です。夜の練習は一緒にやっていましたが、言葉を交わしたことは、ほとんどありませんでした。

 ユニフォーム代わりにビブスを着て試合に出ます。しかしメンバーは7名ですので、試合に出ない2名が残ることになります。若者はみんな上手で走力もあるのに比べ、私が下手なのは自他共に認めるところです。

 最初の試合は、私がビブスを配った流れで出場しました。試合時間が半分過ぎたくらいで、残っていた若者にビブスを渡して交代しました。
 1試合終わって次の試合まで待つのですが、6人組は仲良くしゃべっています。私は、ひとりでぼんやり他チームの試合を眺めていました。ビブスは若者が着ており、もう出れんかもしれんなどと考えていたのですが、そこへ声が掛かりました。
「お先にどうぞ。」
 振り返ると、私が交代したときにビブスを渡した青年が、にっこり微笑みながらビブスを差し出してくれていました。しかも、きちんとたたんであるのです。
「ありがとうございます。」
 心の中は嬉しさでいっぱいでした。

 次の試合の前も別の青年が、不器用にたたんだビブスを持ってきて
「どうぞ。」
と言ってくれました。張り切ってプレーしましたが、上手くいかないことばかり。それでも若者たちと楽しくフットサルをできて、とてもさわやかな一日でした。