2011年5月30日月曜日

小学生3人の水死事故

 5月12日に、新安川で小学生が3人水死する事故がありました。


 5月30日、私は安佐南区の新安川に沿って1時間ほど歩いて調査をしました。
 上の写真は水路の土管ですが、ここから子どもたちは川へ入っていき、下の写真の出口から川面に下りていきました。

 全くいたましい話で、残念でなりません。子どもたちの冥福を祈ります。

 子どもたちが通った管の入り口は、写真のように柵が設置されました。しかし、設置されたのは事故から数週間経過してからです。
 調べてみると、この管の上流にも同様の管がありました。大人でも四つんばいになれば、くぐって川面に出ることのできる大きさでした。ここには何も、事故防止措置はされていませんでした。

 その話を下水道局の施設部長と、部下の課長に伝えました。
「同様の管があって、子どもは容易に川面に下りることが出来ます。早く措置すべきではないですか。」
 部長も課長も、「ここは危険だと認識しています。」と答えました。
「認識していたのなら、どう侵入禁止の処置されたのですか。」
「何をしたのか、わかりません。」

 作業は安佐南区でやっているというので、課長に電話で問い合わせてもらうと、
「入ってはいけません、という張り紙を1ヶ所張っています。侵入防止の金網も明日設置します。」
と返事がありました。
「そんな大事な情報を、なぜ部長も課長も知らなかったのですか。」と聞きましたが、二人は答えませんでした。

 この事故については、下水道局が今後危険箇所について調査をするそうです。
 しかし、河川課・教育委員会・消防局・区役所・公園整備課、その他多くの部局が関わらないと正確な調査は出来ません。

 施設部長は「全市をあげて取り組んでいる」と言いましたが、安佐南区の情報ひとつ入らないようでは、頼りないとしか言い様がありません。

2011年5月27日金曜日

院内学級を参観しました

 5月27日、広島大学付属病院の院内学級を参観しました。
 
 6名の小学生の子どもたちが、国語の授業を受けていました。
 最初は、私や校長先生、教育委員会の課長などがいたせいか緊張して元気が無い様子でしたが、漢字の書き取りになると、「『ゆみや』って、どうかくん?」 「先生教えてーや。」とにぎやかになりました。

 二人の先生と一緒に、私も子どもたちと勉強しました。そして辞書を引っ張り出して、「調べてみましょう。」と、自分で調べるように促しました。何人かは左手に点滴のチューブを固定するため、添え木と包帯でぐるぐる巻きになっていました。ページをめくるのは難しそうでしたが、ちゃんとページを開いて、「ああこれか。」と納得していました。
 6名ともきれいな字を書いていたので、「字がきれいですね。」とほめると、先生たちが「よかったねえ。」と喜んでいました。子どもたちもまんざらではない様子でした。
 
 病気の治療中なので体力的には大変ですが、みんな楽しく勉強しており安心しました。

 気づいたことですが、四角いテーブルに6人が腰掛け、病室から持ってきたかばんを空いた椅子に置いていました。少し狭い印象で、先生も動きにくいように見受けました。

 課長さんには、そのことを話して机と椅子について、検討してもらうことになりました。

 院内学級に通う子どもたちが増えた時に、部屋も狭くなって困るだろうと思います。
 その時になって困らないよう、今からいろいろな準備をしてもらおうと思います。

2011年5月19日木曜日

監査委員の選任

 広島市議会の本会議三日目、常任委員会の委員の選任が行われ、私は消防上下水道委員会の委員に任命されました。さっそく、防災対策や事故防止に取り組んでいきます。

 議事の最後でハプニングが起こりました。広島市の監査委員の選任に同意する議案です。

 本会議の前の代表者会議で、指名は議長に一任することが決まりました。木島議長が指名したのは、山田春男議員と、母谷龍典議員でした。
 私は監査委員がこの2人で、どうかなと思いました。また、複数の会派から選任に同意しないとの意志が伝えられました。
 私の所属する市民連合でも、話し合いが持たれました。私は同意に反対との意見を述べましたが、少数意見となり、会派としては賛成することになりました。

 本会議に臨み、たんたんと議事が進行しました。監査委員の選任の場面で、木島議長が原稿を読み上げました。
「選任するに同意することに、ご異議ございませんか。」 

 普通は異議なしで終わるのですが、 複数の議員から「異議あり」の声が上がりました。
 議長はやむなく、
「異議ありと認めます。これより採決いたします。同意するに賛成の議員の起立を求めます。」 
 と、原稿を読み上げました。

 起立しない議員は十数名にのぼりました。55名のうち2割以上の議員が同意に反対したことになります。とは言え、過半数は同意に賛成ですので、2人の議員は監査委員に就任しました。

 しかし、議長の指名した監査委員候補に対し、「同意に異議あり」と声が上がったことは、異例中の異例です。
 今後の木島議長の運営がどうなるのか、予断を許さない状況になりました。

2011年5月17日火曜日

市議会開会

 5月16日より3日間の日程で、広島市議会が開会されました。改選後、最初の議会のため、正副議長などの人事が決定します。

 17日の議会では、その正副議長選挙が行われました。秋葉忠利前市長に反対の態度を取っていた自民党の二つの会派が合同し、保守クラブ(21人)を作りました。そして親秋葉の態度を取っていた爽志会(3人)が保守クラブに近づき、公明党(8人)、みんなの党(1人)が加わって多数派を形成しました。

 その結果、議長に木島氏、副議長に金子氏が選出されました。しかし、多数派を合計すると33名になるところですが、両氏の得票はともに32票でした。
 なぜか、保守クラブの木山氏がどちらの選挙でも1票獲得していました。誰が木山氏に投票したのかは分かりません。面白い結果でした。

 また、議長も副議長も1年ごとに交代して、保守クラブの内部で回すという話もあります。
 しかし、政令市の議長ともなると海外への訪問などもあり、強靭な体力と相当な見識が問われます。決して誰でも良いと言うわけにはいきません。

 議長の就任期間がたったの1年間では、議会の改革などできません。議会の会議室には歴代議長の肖像写真が飾られていますが、それが4年間で4枚増えるだけのことになりそうです。

 これから4年間、同じ状況が続くとは思いません。私は現在の多数派には組せず、自分の道をまっすぐ進んで行きたいと思います。

2011年5月11日水曜日

横浜の快進撃

 5月11日、横浜ベイスターズは巨人を4対3で破り、5連勝を遂げました。私がカープに次いで応援しているチームがベイスターズです。
 横浜はここ3年間最下位で、昨年は48勝95敗。勝率は. 336という惨憺たる成績でした。特に巨人戦、阪神戦はいずれも8勝16敗とカモにされていました。

 ところが、5月6日からの阪神3連戦で3連勝。続く巨人戦も2連勝しました。
 8日の阪神戦では、吉村選手のサヨナラホームランで1点差の勝利。11日の巨人戦でも、先制した後に一旦逆転されましたが、ハーパー選手の2ランホームランで逆転し、投手リレーも決まって1点差で勝ちました。
 昨年までの、自信の無さは影を潜め、自信に満ちたプレーでチームが盛り上がっています。

 カープもベイスターズも、昨年とはまるで違うチームのようです。私は、選手の意識改革がなされたのだと思います。
 どうやって組織を改革したのか、どうやって個人個人がばらばらだった組織が、一丸となることができたのか。非常に気になるところです。
 
 カープとベイスターズの試みが成功するよう、ペナントレース終了まで応援して行きたいと思います。

  

2011年5月7日土曜日

カープ、首位に立つ

 5月7日、広島カープはヤクルトスワローズを9対6で破りました。21試合を終了した時点で、ヤクルトと並んで首位に立ちました。5月は鯉の季節と言いますが、開幕前の予想を大きくくつがえしての大健闘です。

 新しく入団したトレーシー選手は4番に座り、バリントン投手は先発ローテーションの中心を担い、サファテ投手は抑えで頑張っています。昨年ドラフト1位の福井優也投手も、先発ローテーションの一角を立派に担っています。
 これら新入団選手の活躍が、予想外の快進撃を生んでいます。シーズンを通して活躍できれば、優勝もあり得るでしょう。

 振り返ると、カープの優勝には新入団選手などの活躍がありました。

 1975年の初優勝では、ホプキンス一塁手、シェーン右翼手。新戦力といってよい2年目の池谷投手、移籍の大下二塁手、宮本投手、渡辺投手、若生投手、三輪投手。
 1979年の日本一の時は、ライトル右翼手、ギャレット一塁手、リリーフの江夏投手。

 特に1975年は、それまで同じメンバーで同じように最下位だったカープが、監督も選手も帽子も入れ替えて、全く新しいチームになりました。開幕前、わたしはカープの優勝を予想しました。友人たちには、「頭がおかしいで。」 「そんなんありえん。」と一蹴されていました。

 そのシーズン、私はエースの外木場投手が25勝すると予想しました。実際は20勝でした。

 今年は、エースの前田健太投手が25勝すれば優勝するでしょう。

2011年5月1日日曜日

安藤選手、世界一おめでとう

 モスクワで行われたフィギュアスケートの世界選手権で、安藤美姫選手が合計195.79点で4年ぶり2回目の優勝を飾りました。おめでとうございます。

 今シーズンの安藤選手は安定感があり、表情にもその余裕は表れていました。得意のジャンプも余裕を持って跳んでいました。以前によく見られた、緊張のし過ぎによるジャンプの失敗などは影をひそめていました。

 特に、今大会は「さあ跳ぶぞ」というジャンプではなく、一連のスケーティングの中の、ひとつのように映りました。それだけ滑らかな動きだったと思います。スポーツというよりは芸術だと感じました。

 安藤さんは長男と同い年なので、親近感があります。まだ23歳、もっともっと上を臨んでほしい。
 
 その一方で去就が注目されている選手もいます。高橋大輔選手は25歳、キム・ヨナ選手は20歳。二人とも引退がささやかれています。
 この若さで引退することが不思議ではない競技です。フィギュアスケートは大変過酷なスポーツと思わざるをえません。