2009年11月13日金曜日

デパートで投票

松山市は、今年8月30日投票の衆議院総選挙に、市内の商業施設で期日前投票所を設けました。有権者に大変好評だったということで、松山市を訪問して投票所となったスペースを直接視察してきました。

 商業施設に投票所を設けたそもそもの動機は二つあったそうです。20歳代の投票率をいかに向上させるかということと、主婦層の投票の利便性を高めるということでした。

 松山市では、パソコンの専用回線が引いてある3つの施設のうち、同意した「いよてつ高島屋」と「フジグラン松山」に投票所を7日間設置しまし た。期日前の投票者数は高島屋が10,509人、フジグランが16,951人。合わせて27,460人でした。これは市全体の期日前投票者数の41.2% にも上りました。20歳代に限ると2施設での投票者数は47.3%で、他の年代よりも利用率が高かったといえます。

 マスコミの報道もあり、最高100メートルもの行列ができるなどごったがえしました。しかし、松山市は他の部署の職員を動員して、さらに警備会 社へ警備を委託するなど、市を挙げてこのプロジェクトに取り組みました。総勢460人をつぎ込んだ甲斐もあり、69,154票の期日前投票につながりまし た。

 次回も実施しますかとの問いかけに、市選管の八木次長と郷田主幹は「ぜひやります」と力強く答えておられました。