2014年2月3日月曜日

相撲協会の理事候補選挙

 1月31日、日本相撲協会の理事候補選挙がありました。力士出身候補10名の枠に11名が立候補し選挙となったのです。その結果、北の湖理事長、貴乃花親方らは再選されました。

97名の親方全てが投票した開票結果です。

得票    親方    現役時代のしこ名    一門・グループ
10    北の湖     北の湖           出羽海
10    千賀の浦    舛田山            同
10    出来山     出羽ノ花            同

 8    尾車       琴風            二所ノ関
10    松ケ根     若島津             同

 9    伊勢ケ浜    旭富士           伊勢ケ浜
 7    友綱       魁輝              同

10    鏡山       多賀竜           時津風

 9    貴乃花     貴乃花           貴乃花

 9    八角      北勝海            高砂
 5    九重      千代の富士          同 (落選)


 元・千代の富士の九重親方が一人落選しました。31回の優勝回数を誇る大横綱がまさかの落選です。

 協会は一門の結束が強く、一門の決定に逆らったり、他の一門に移籍するなどということは許されません。105ある年寄株は、いずれかの一門に属するのが常識です。上にもあるように、出羽海一門が大きな勢力を誇っています。

 30人以外の出羽一門の票は、九重親方と争った友綱親方などに流れたそうです。九重は一門の弟弟子の八角に第一候補の座をゆずり、苦しい戦いとなりました。

 協会のナンバー2であった九重は、出羽一門にとって目障りだったと言われています。他の一門も出羽一門につき、九重の落選という結果になりました。

 

 ちょうど広島市議会の勢力図が垣間見えた気がしました。