2009年10月28日水曜日

20年度決算審査

今日は決算特別委員会の総括質疑です。ほぼ6時間に及ぶ質疑が繰り広げられました。
 決算審査とは、市の1年間の収入と支出の全容を明らかにするものです。先輩の元市会議員によりますと、予算よりは決算の方が大事なのだそうで す。決算は確定した額で、変更の仕様が無いからです。自民党の議員の中には、使った後のことを質問しても意味が無いなどと言う者もいますが。これは誤った 認識なのです。
 以前は市発注の工事のうち、1億円を超える大規模なものは、落札額がほぼ市の予定価格に一致していました。平均落札率は毎年97%以上と決算委員会に報告されていました。談合の疑いが濃厚なのですが、
「なぜ落札率を下げさせる工夫ができないのか。」と質問すると、
「やっているのですが下がりません。」と答え、
「なぜ下がらないのか。」と突っ込むと、
「わかりません。」と、のれんに腕押しでした。
 最後に「落札率が下がらないことに問題があるというよりも、むしろなぜ下がらないのかわからないところに問題がある。」と発言すると秋葉市長が笑っていました。
 毎年粘り強く落札率の件を質問し続けています。その成果か、契約の担当者も落札率を下げる重要性に気づき80%を割るように改善されました。決算の審査で市の財政はずいぶんと良くなります。質問という、有用な手段を用いない議員が多いのは残念なことです。