2009年10月28日水曜日

インテックス大阪

インテックス大阪は、昭和60年創業の大阪ベイエリアにある国際見本市会場です。西日本随一の規模を誇り、1号館から6号館まで合わせた展示面積は70,078㎡、建設費は514億円と巨額です。
大阪市の土地を無償貸与されており、年間の事業収入は19億円。経費は6億円で差額の13億円は大阪市へ納めています。減価償却費は含まれていません。
 1号館から5号館までは中庭を挟んで、全て平屋で使い勝手が良いのが特長です。しかし、6号館は2階建てで内部に柱が多いことと、展示品の搬入路が狭いことが欠点です。2階は年間6日しか利用がありませんでした。
 有田常務理事と犬山営業課長は、広島ならではのニーズを適切につかめば、施設の規模も予測される稼働率も見えてくると言われました。また、建設するなら搬入路とバックヤードを広く取るよう忠告がありました。
 広島で予定している9,000㎡の展示面積なら、インテックス大阪の約3倍もの敷地が必要とのことです。きちんとした施設を作ればビジネスの機会が増えます。コンベックス岡山視察でも感じたことですが、十分な準備のもとに施設建設を進めることの大切さを強く感じました。