2010年3月20日土曜日

金箔鯱瓦の展覧会

金箔鯱瓦



 3月16日、予算委員会での質疑で、私の質問に広島市文化財課は次のように答弁しました。

 「出土した金箔瓦は、その組成分析により、1610年の前後30年間に造られたものとみられます。また瓦の製作に使用された土の分析から、広島市とその東部で焼かれたものと思われます。」

 「金箔瓦を中心とした展覧会は、今年の11月上旬から約1ヶ月間、広島城天守閣を会場として開催されます。また同時期に製作された金箔瓦について、安土城、姫路城、聚楽第などの遺跡を借り受け展示することを考えています。」
 
 今回は、金箔鯱瓦の学術的な価値にスポットをあてた展覧会になるようです。歴史ファンたちは、豊富な知識を持っており、展示の内容や説明も高度なものが求められます。それに十分応えられる展覧会を開催したいと思います。

 平成20年度に本丸御殿を54億円で復元した熊本城。その来場者数は222万人でした。
 一方の広島城は18万6千人。120万石の毛利輝元が、54万石の加藤清正の後塵を拝しています。
 
 幸いなことに無償で手に入れることが出来た金箔鯱瓦の展覧会に、たくさんの方々に来ていただきたいと思います。
 熊本城の222万人にどこまで迫れるか。皆様のご来場をお待ち申し上げます。