2010年3月20日土曜日

クロマグロ

 私はマグロが好きです。特にトロには目がありません。そのトロがとれるのがクロマグロです。
 世界での総漁獲高のうち75%を日本が消費しており、おもに大西洋や地中海で漁獲されています。

 このクロマグロの国際取引を禁じる提案が、ワシントン条約締約国会議の第1委員会で68対20で否決されました。
 提案したのはモナコ公国で、賛成派はヨーロッパ連合やアメリカです。反対票を投じたのは、日本、韓国、中国、インドネシア、トルコなどのアジア諸国と、リビア、モロッコ、セネガルなどのアフリカ諸国です。

 資源保護などの問題から離れての話ですが、アジア・アフリカ連合が欧米諸国を表決で打ち負かしたことは、私にとって喜びに堪えない快挙です。

 長い間、欧米列強の植民地として搾取されていたアジア・アフリカ諸国が、日本と欧米の対立するこの提案で日本の支援に回ってくれたからです。私たちがトロを食べることに、彼らは賛成してくれました。
 これからの日本外交はアジア・アフリカ諸国と手を携えて、欧米と、特にアメリカと向き合っていくべきだと思います。

 ともかくトロが安心して食べられることを感謝して、おすし屋さんに行こうと思います。