2010年10月25日月曜日

農業委員会

 6月議会で、私は中区選出の議員とともに広島市農業委員会の委員に選任されました。会議は月に1~2回で、毎月の報酬は手取りで4万円と少しです。
 
 農業委員会は農業委員会法にもとづき設置され
1)農地法で規定した農地行政の執行
2)地域農業の振興
3)行政庁への建議
 などの業務を行います。

 私は農業に従事したことがありませんので、委員会で発言はできるのかと悩みました。そこで、農業委員会の事務局の職員から何度もレクチャーを受けました。
 制度については理解しました。しかし、実地に何十年も営農されている委員の人たちには、なかなか意見を述べることが出来ません。

 以前、元町長から農業委員になった方には
「少しは農業のことも考えてください。」
 と言われました。そんなことは、考えてもいないのでしょうと決め付けた言い方でした。
「私は南区の議員ですが、佐伯区も安佐北区も含め、広島市全体のことを考えています。」
 と答えました。

 今日も、元市議会議員の委員から
「農業はわからんじゃろう。」
 と言われたので、
「私の祖父は北海道の開拓農民の息子でした。祖父は子どもの頃、4里か5里の山道を学校に通い、ヒグマにも出会い、川は鮭でびっしりだったと言っていました。」
 と答えました。

 2人は私の剣幕に黙りましたが、何も知らぬ街の若造がという気分は感じていました。
 残りの任期、なんとか議論に食いついていこうと思います。