2009年9月15日火曜日

こども総合相談センター「えがお館」

 福岡への視察の報告です。
 
 福岡市の運営するこども総合相談センター「えがお館」の特徴の一つは、0歳から20歳までの相談にすべて対応するという点です。藤林所長はその役割について、エピソードを交えながら語って下さいました。

 「虐待を受けたこどもは、家庭が崩壊しているので、その暖かさを感じることができていません。えがお館のスタッフは、保護したこどもに対してそ の暖かさを一生懸命教えます。そのため社会に出ると暖かい家庭にあこがれ、早めに結婚しこどももつくります。しかし、若い二人にはこどもを育てる力が足り ません。そこでえがお館が相談にのって、二人の子育てをサポートするのです。」

 虐待を受けたこどもたちにとって、えがお館は心の拠り所でありたい。
 所長さんはやさしい微笑みをたたえながら、力強く語られていました。