2009年11月27日金曜日

東京へ陳情に(後編)

 昨日のブログに書いたように、翌日は東京へ行ってきました。午後4時に永田町の民主党本部で行われる、陳情のための懇談会に出席してきました。午前中の広島市議会本会議の終了後、リムジンバス→飛行機→京急→JR→地下鉄と乗り継いで、党本部にたどり着いたのが午後3時45分でした。
 党本部には、各政令指定都市の議員が揃っています。国会議員も20名近く、会議室に陣取っています。広島県選出の菅川、佐藤、空本といった各議員も出席されていました。
 民主党の高嶋副幹事長のあいさつの後、幹事である川崎市の伊藤議員から、政令市の共通課題について要望がありました。次いで懇談にうつり、伊藤議長が
「各都市の個別要望について、特に発言のある都市は挙手をして下さい。」
と言いました。しかし、その「都市は」の言葉が終わるかどうかといったタイミングで、大阪市の議員が「ハイハイハイ!」と挙手をして、構わずにしゃべりはじめました。「フライングじゃないか。」と思わずつぶやいてしまいましたが、「さすが大阪、ここまでしないと発言できん。」と感じました。
 大阪市の質問が早く済んだので、伊藤議員の次の言葉「次の都市の方どうぞ」の、「次の」の言葉を聞いたところで素早く挙手しました。そこで「広島です。」と発言し、何とか当ててもらえました。明るいグレーのスーツも目立っていたので、役に立ったようです。
「NPT検討会議へ岡田外相に出席いただき、2020年までに核廃絶することについてを議題としていただきたい。」
と発言すると、左隣の北九州市の議員が「なるほど。」とつぶやくのが聞こえました。高嶋副幹事長からは、「優先順位をつけて政府に伝える。」と返答がありました。
 予定通り懇談会は午後5時に終了し、来たときと同じように帰路に着きました。広島に着いたのは午後10時でした。1時間の会議に参加するために、11時間を道中に費やしました。自分はせいぜい1分程度しか発言できず、広島より遠方の札幌市、福岡市の議員は発言されませんでした。
 地方分権という言葉はありますが、これではまだまだ遠い先のことだという思いを持ちました。