2010年5月2日日曜日

姫路菓子大博覧会

おかしの姫路城

左から井上さん、松坂、柳田さん

 姫路菓子大博覧会は、2008年の4月18日から、5月11日までの24日間開催されました。会場は姫路城の東側と、北側の公園です。
 24日間に92万2千人の来場者があったと聞き、姫路市にお話を伺いに訪れました。ご説明いただいたのは、姫路菓子博2008実行委員会の事務総長の井上さん。そして姫路市市長公室 政策推進室の柳田さんです。

 全国菓子博は、1911年に東京・赤坂で第1回が開かれました。姫路は第25回で、次回の第26回は広島で開催されることが決定しています。
 広島市の構想は、旧市民球場を解体して跡地を公園にし、広島菓子博を開催するというものです。広島の菓子組合が誘致に成功し、井上さんが博覧会の旗を広島へ届けられたそうです。        

 お2人のお話は、「大変な苦労だった。でも、やって良かった」という貴重なお話でした。
 1998年に第23回の菓子博が盛岡で開催された後に、兵庫県の菓子同業組合が開催に名乗りを上げ、10年の準備期間をおいて大成功に導いたのです。

 開催の目的は、菓子業者をはじめ地元・中小業者の活性化でした。業界が博覧会の中心となり、姫路市は会場の提供、職員の応援、県や警察との調整などを引き受けました。
 全国47都道府県に出展を呼びかけ、すべての都道府県から出品がありました。珍しいお菓子が一同に会したわけです。20億円の経費を掛け、これでこけたらどないしょと心配されていたそうですが、70万人の予想を上回る92万人の来場者にほっと胸をなで下ろされたとのことでした。

 業界にとって一番のプラスは、姫路の菓子職人が刺激を受けて技術の向上に取り組み、さらに美味しいお菓子を作ろうと奮闘されたことだそうです。

 お二人のお話は、当事者としてのご苦労と喜びに満ちていました。
「2年もたったらかなり忘れとりましたが、話し始めると、あれもあったこれもあったと記憶がよみがえりますね。」と笑顔で話されました。

 広島の菓子博も全国からたくさんの方にきていただけるよう、しっかり準備していきたいと思いました。
 もちろん私自身もお菓子が大好きです。大きな楽しみで、今からちょっとワクワクしています。