2011年7月21日木曜日

市民球場の公衆トイレ

 カープファンおなじみのマツダスタジアム。正面の敷地内には公衆トイレがあります。
 昨年、一昨年と、予想を上回る来場者がありました。ビールを大量に飲む観客も多く、試合終了後にトイレに行きたくなるのです。広島駅に着くまで我慢できないので、多くの観客が駅までの道中、暗がりや駐車場で用を足していました。
 球場周辺の皆さんから苦情が寄せられ、新球場周辺整備の担当課長に依頼して、このトイレを設置しました。財源はもちろん広島市の税金です。トイレの所有者は広島市で、管理者は広島カープです。
 
 そのカープが、トイレの使用時間を一方的に午前9時から午後5時までに設定し、5時から翌朝9時までは施錠してしまいました。

 新球場周辺は、ジョギングをする人、ウオーキングをする人、ベンチで休む人、談笑する人で、早朝から夜間までにぎわっています。もちろんその中にはトイレに行きたくなる人もいます。早朝にトイレが使えないので、やむなくトイレでない場所で用を足す人も目撃しました。トイレが使えなくて困っているので、24時間開放すべきではないかと思います。

 公園にある公衆トイレは24時間開放されています。これは条例でそのように規定されているのです。ビッグアーチの内部は違いますが、広域公園内のトイレは24時間電気がこうこうと灯っています。
 
 なぜマツダスタジアム敷地内のトイレは、管理者が良いように時間限定使用に出来るのでしょうか。まるで、市民の財産をカープに奪われたような気がしてなりません。
 お金を払って試合を見に来る人だけがカープファンではありません。球場に来て周辺で憩う方々も、立派なカープファンです。
 カープ球団は大いなる思い違いをしています。ファンを上からの目線で見ているのではないでしょうか。