2013年4月6日土曜日

OK牧場の決斗

 「オッケー牧場」 
 元プロボクサーのガッツ石松が、他人の依頼を了解した時に発するセリフです。

 最近「OK牧場って知っていますか。」とたずねると、ガッツ石松のギャグは知っているが、OK牧場は知らないと言われます。

 OK牧場とは、映画「OK牧場の決斗」の舞台のことです。ハリウッド映画の「OK牧場の決斗」は、アメリカ西部アリゾナ州トゥーム・ストーンで、1881年10月26日に実際にあった決斗を題材とした映画です。監督は、ジョン・スタージェス、主人公のワイアット・アープをバート・ランカスター、友人のドク・ホリディをカーク・ダグラスが演じています。
 ストーリーは、保安官のワイアット・アープが他の町で保安官を務めている兄の窮地を救うため、恋する女性を振り捨てて、兄のもとに助っ人に向かうというものです。

 牛泥棒のクラントン一家が盗んだ牛を輸送するため、アープ兄が管轄するトゥーム・ストーンを通過したいと言うのですが、その無法な行為を許さない兄との間で衝突が起こります。
 兄は、ワイアット・アープを含めた4人の兄弟を集めてクラントン一家に対抗します。町の住民も、クラントン一家の無法に対して立ち上がります。

 これにあせったクラントン一家は、アープの末弟を闇討ちします。怒ったアープ兄弟はクラントン一家に決斗を申し込みます。
 家と家との私闘ということになったので、町の住民の協力は得られません。

 ここで、ワイアット・アープの友人ドク・ホリディが助っ人に登場します。アープ兄弟とドク・ホリディ対クラントン一家のガン・ファイトです。
 その際、クラントン一家が決斗場に指定したのがOK牧場です。

 牧場といっても、柵に囲まれて牛が草をついばむ牧場ではありません。英語では、OKcorral といいます。corral とは、今でいうところの町の入口にある有料駐車場のことです。
 決斗の当時、自動車はまだありません。カウボーイが町に入る前に、馬を繋ぎ止めたり馬車を止めておいたりする空地です。有料で馬のエサや水が用意されていたそうです。

 激しいガン・ファイトの末、クラントン一家は全員が死亡します。アープ兄弟らはワイアットだけが無傷で、他は重傷を負います。
 映画ではワイアット・アープがドク・ホリディに別れを告げ、恋する女性の待つカリフォルニアへ去って行く場面でジ・エンドです。

 ハリウッド映画らしいハッピーエンドですが、ワイアットもドクも常に死へのおびえを抱いています。
 決して美男でないバート・ランカスター が、ワイアットの無常感を好演しています。かっこいいの一言です。