2010年2月28日日曜日

男女フィギュアスケート

 女子フィギュアスケートは、キム・ヨナ選手が完璧な演技を見せて金メダルを獲得。浅田真央選手は2度のトリプルアクセルに成功し、銀メダルに輝きました。トリノで15位だった安藤選手は5位、初出場の鈴木選手は8位。日本選手が3人とも入賞を果たしました。
 安藤選手は私の長男と同い年で大学の4年生ということもあり、親近感を持っていました。トリノでは転倒続きで不本意でしたが、今回はまずまずというところでしょう。とにかく上位の二人が凄すぎたと思います。
 
 男子も高橋選手が銅メダルを獲得、織田選手が7位、小塚選手が8位に食い込み、3人とも入賞を遂げました。膝の大けがから立ち直った高橋選手の精神力は凄いと思いました。
 ところで小塚選手は、私が唯一見かけた選手です。新横浜のホテルの一階の廊下で偶然見かけたのですが、大学の仲間の前で話していました。今の若い人たちは小顔が多いですが、その中でも小塚選手は飛び切り顔が小さく、小柄ですが演技が大きく見えるのもうなづけます。

 日本の6選手の大活躍は、スケート界の層の厚さを物語っています。また韓国のキム選手、ロシアに渡ったペアの川口悠子選手、アメリカ籍ですが両親とも日本人の長洲未来選手。
 アジア出身の選手たちの大活躍はほんとうに嬉しいものです。

2010年2月26日金曜日

女子フィギュアスケート

 広島市議会は平成21年度の補正予算の審議中ですが、昼休みはバンクーバーオリンピックを見ています。
 
 先日は女子フィギュアスケートのショートプログラムを観戦しました。大会前の予想通り、浅田真央選手とキム・ヨナ選手の一騎打ちとなりました。他の議員や職員のみなさんと一緒に見るので、「やった」「いいぞ」という掛け声や「流れに乗ってないね」「ぎこちない」といった批評もあり、なかなか面白いものです。
 
 浅田選手は可愛らしい、お人形さんのような容姿です。キム・ヨナ選手は躍動感のある格好よさが魅力です。ふたりとも完璧なスケートでしたが、バンクーバーの審判はわずかにキム・ヨナ選手に軍配をあげました。
 
 フィギュアスケートはよく見るのですが、演技しているのを見て感動で胸が一杯になってしまう選手がいます。今まで3人のスケーターの演技に感動しました。それは荒川静香選手、中野友加里選手、そしてキム・ヨナ選手です。
 理由はよく分かりませんが、見ていると胸が熱くなります。
 
 フリーの結果はどうあれ、どの選手にも感動をもらえる演技を期待したいと思います。

2010年2月25日木曜日

子どもの権利条例

 現在開会中の2月議会には、
「『広島市子ども条例』制定に反対するとともに制定なきよう求めることについて」
という請願が提出されています。請願者は、広島県高等学校PTA連合会OB会長の会です。請願の紹介議員は7名でいずれも自民党系、そのうち3名は当選1回の議員です。

 広島市子ども条例は、10年以上も前に日本国が批准した子どもの権利条約に基づいて、より実効のある条例として制定が目指されているものです。
 私は条例賛成派です。後を絶たない児童虐待や、児童ポルノを撲滅するため一日も早く条例を制定させたいと思っています。

 その条例の制定に断固反対する、というのがOB会長の会の主張です。
 子どもの間違った権利行使を放置すれば、親子関係や学校教育、そこから社会が崩壊して子どもたちは不幸になると述べています。

 私はこれに似た条例反対派の主張を何度も聞かされていますが、なぜ頑なに反対するのか理解に苦しみます。子どもが間違った権利を主張したり行使したりした場合は、大人や教師、そして社会が改めさせればいいのです。
「そんなことは不可能だから条例を制定すべきでない」ということなのでしょうか。
 
 先日、請願に署名した反対派の議員が総括質問に立ち、
「子どもの権利は人権ではない。人権は否定するものではない。」
と発言していました。
 聴衆を説得するのではなく、謎に包むのが目的だったのかもしれません。 
 何が言いたいのか、意図が全く分かりませんでした。

2010年2月24日水曜日

姫路科学館と学芸員


投影機
   
フーコーの振り子


 広島市の基町にプラネタリウムがあります。しかし、残念なことにあまり大きくはありません。
 姫路に世界第3位の直径27mのドームを誇るプラネタリウムがあるというので、視察に行ってきました。
 駅からバスで30分、人里はなれた山あいにある姫路科学館。プラネタリウムはその建物の1階にありました。
 
 プログラムが始まり、広いフロアーの天井いっぱいに星座が投影されました。この投影機は1球1光源レンズ方式といい肉眼では見ることのできない 7.5等級の恒星まで、28,000個の星を映し出します。学芸員の解説は分かりやすいのですが、小学校五年生が対象とのことだったので、やや物足りなさもありました。

 1時間の上映が終わり、帰りのバスが来るのはは2時間後です。姫路駅への帰り道を受付の学芸員に聞くとJRもありますとのこと。最寄の余部駅まで歩いて30分かかるというので行き方を聞くと丁寧に教えてくれました。列車の時刻をたずねましたが、彼女の手元のファイルには時刻表が入っていませんでした。1時間に2本出てるということだったので、駅まで歩くことにしました。

 科学館を出て、玄関先で写真を撮るなどしてぼちぼち駅へ向かっていました。すると、後ろの方からから「すみませーん。」と叫ぶ声がします。
 振り向くと先ほどの学芸員が走って追いかけて来ました。
「下手な字ですみません。」
と言い、手に持った紙を渡してくれました。それは姫路行きの発車時刻のメモで、2時間先まで書いてありました。

 私は大変感動しました。これこそ真のホスピタリティ(もてなす心)でしょう。
 星の好きな人は、心も星のように美しいのだなと思いました。

2010年2月23日火曜日

熊本城と学芸員


大御台所

大広間

  天下の名城熊本城は、17世紀のはじめ加藤清正により築城されました。西南戦争の直前に焼失した本丸御殿が復元されたので、視察に出かけました。
 「歴女」と呼ばれる歴史好きな女性が一人で、あるいは二人で訪れていました。数えていくとあっという間に100名を超えました。 国内だけでなく、韓国や中国からも、たくさんの団体客がやって来ていました。復元により来場者数は2倍になっているそうです。

 本丸御殿に入りますと、最初の見所は大御台所です。広い台所には、熊本城と染め抜いた法被を着た若い学芸員の方がおられ、地下から発掘された囲炉裏の説明をしてくれました。
 天井の小屋組みのことや、台所が別にもうひとつあったこと。焼失の原因は三つの説があり、籠城軍の自焼説について詳しく説明してくれました。その説明はよどみなく、私のあらゆる質問にすらすらと答えが出てきて、すごいなと感心しました。

 藩主が家臣や客人と対面した大広間でも、警備員の方が藩主の座席の位置やどちら向きに座ったか、また家臣がどこに座ったかについて詳しく説明されました。想像力をかきたててくれる、とてもすばらしい説明でした。警備員の方も大変博識で、私は再び感心しました。

「熊本城の素晴らしさを訪れた人に知ってもらいたい!」という熱意を、今回の視察で強く感じました。学芸員の方も警備員の方も、一体となってもてなしてくれました。

 本丸御殿は54億円の総工費で復元したそうです。その財源は、熊本市の一般財源から29億円、国から14億円、寄付金が11億円という説明でした。
 
 今年、毛利輝元を顕彰する金箔瓦の展覧会が予定されています。しかし、今の広島市で29億円持ち出して過去の建造物を再建することは難しそうです。
 せめて熊本に負けない博識な学芸員を揃えて、歴史好きな来場者の知識欲に答えたいと思います。

2010年2月18日木曜日

バンクーバーオリンピック開幕

 平成22年度の予算に、2020年に広島へオリンピック誘致を検討する委員会を設置するための予算が計上されました。
 3月の予算特別委員会で審議されることになりましたが、反市長派から反対の狼煙が上がると思われます。

 13日、バンクーバーでは冬季オリンピックが開幕しました。スキー・モーグルの上村愛子選手は惜しくも4位でしたが、男子スピードスケート500mで、長島圭一郎選手が銀メダル、加藤条治選手が銅メダルを獲得しました。

 このレースは、議会の昼休みに控え室で観ました。最後の二人が滑走するまで最終順位が分からないスリリングなレースで、二人の滑走は魂を揺さぶられるような感動をおぼえました。
 これはオリンピックが4年に1度の祭典だからでしょう。

 4年間、どの選手もこの日に照準を合わせて練習し、準備してきました。特に長島選手と加藤選手は、前回のトリノオリンピックで不本意な成績に終わっただけに、雪辱を期す気持ちで一杯だったと思います。
 金メダルを目指してきた4年間だったので、期せずして二人とも「金でなくて悔しい。」とコメントしたのでしょう。

 この感動を2020年に広島で味わうことができれば、本当に最高だと思います。核兵器の完全廃棄を同時に成し遂げられれば、その喜びは二重にも三重にもなることでしょう。
 

2010年2月17日水曜日

あるファンクラブの会議

 私は、ある音楽グループのファンクラブに所属しています。
 気付けば長いもので、もう10年以上もスタッフの一員として活動してきました。毎年一回の総会に参加したり、ファンの集いを企画したりと、そのグループのために時間と労力とを費やしてきました。
 先日、ファンクラブが会議を開くことになったので出席しました。出席者は、ファンクラブのスタッフが私を含め6名、グループのメンバーが3名、そしてグループの事務局が4名です。

 18時半開始だったのですが、到着したのは19時15分と大遅刻でした。
会議に参加すると事務局の話にスタッフがしきりに言い返していました。しかし45分も遅刻したので、どのような内容なのかがよくわかりません。席に座ると、机の上にファンクラブの規約が置いてありました。


 事務局長はグループのお金や企画について絶対的な権力を持っているのですが、
「この規約について私は記憶がないし、事務局のファイルにも入ってないのです。」
と発言しました。
 私はその言葉に反論しました。

「私はスタッフとして参加して11年が経ちます。一所懸命にグループのために活動してきました。規約の記憶も無いとは冗談ではありません。われわれスタッフは、グループにとって一体何だったのでしょうか、教えてください。」

 そう言って詰め寄ると、事務局長は「ちょっと考えさせて下さい。」と、だまってしまいました。
 結局そのままお開きとなったのですが、ファンクラブのリーダーが私の肩を叩きながら言いました。
「よく言ってくれた。」

 私は会議の流れが分かっていなかったので、分からないままに「はあ、ありがとうございます。」と返事をしました。
 後から別のスタッフに聞くと、事務局長が切り出した話は、ファンクラブのスタッフは解散してほしいという事でした。その上で自分の思い通りのファンクラブを作りたいという話だったのです。スタッフは心優しく、おとなしい人ばかりなので、強く反論しなかったそうです。途中から来て流れがつかめなかった私が、事務局長に一太刀浴びせた格好になったのでした。

 それで「よく言ってくれた。」と言われたのかと納得しました。一方、事務局長の意見には全く納得していません。次回は冒頭から参加して流れの中で一太刀浴びせたいと思います。



 

2010年2月14日日曜日

灰色のブーツ

 暦の上では立春が過ぎましたが、寒い日が続いています。デパートで働く友人は、

「三寒四温といいますからね」

と四字熟語を持ち出してきました。
 店頭には冬物がセール品の棚にある一方、春物がたくさん店頭を飾っています。寒いか暖かいかによって服の売れ行きも変わり、売れる商品の種類も変わってくるそうです。

 春物の服を買い始めましたが、靴も春色を探していたところ、店頭で人形が履いている灰色のブーツに目が留まりました。灰色と黒のコンビで、つま先からかかとにかけて、濃い灰色からだんだん淡くなるというデザインです。友人も薦めてくれたので買って帰りました。

 夜、あらためて履いてみようと思ったので、ブーツに左足を通そうとしました。しかし、つま先から10センチのところで引っかかって入りません。左だけでなく右も同じく、つま先から10センチのところから引っかかって入りません。
 ジャストサイズで買ったから、夜は足がむくんでしまって入らないのか、それとも昼間とは違って分厚いソックスを履いているから入らないのか。それにしてもジャストサイズとは微妙なサイズなものだと感心し、その日に履くことは諦めて寝たのでした。

 翌朝、足も締まったと思い、ソックスも薄手のものに履き替えて再度挑戦しました。
 しかし、昨日の再現VTRを見るように、左足はつま先から10センチのところで引っかかります。当然右も同じです。

「えーっ、こりゃマジで返品かー。店では楽に入ったのに。」

 心の中で叫びました。しかし、「いやちょっと待て、何か入ってるのではないか」と思い、ブーツに手を入れました。
指先に柔らかい感触。出てきたのは、靴の型を保つために入っている風船でした。見たことは何度もありますが、入ったまま靴を履いたのは初めての経験でした。

 前日の夜、なぜあっさり納得してしまったのかが不思議です。気付かないまま返品に行ったら、大変恥ずかしい思いをするところでした。
 この状況を表す四字熟語があります。

「危機一髪」

2010年2月13日土曜日

2月・3月議会の日程変更

 2月4日のブログで発表した、委員会日程の一部が変更になりました。
 2月9日の議会運営委員会で、各派の委員によって話し合われた結果、次のように変更されました。

 2月23日(火)の本会議ですが、15時からの開催となりました。
 この日、日本APEC高級実務者会合・広島市主催昼食会が12時25分から14時までの間開かれるます。広島市から、議長・副議長・市長・副市長・経済局長などのメンバーが出席するため本会議が開会できないからです。
 
 3月10日(水)の予算特別委員会(予特)、経済環境関係審査は、15時30分から4時間の審査となりました。翌11日は、10時から8時間の審査となりました。
 10日の10時から特別支援学校高等部の卒業式が、14時から看護専門学校の卒業式があり、秋葉市長がいずれの卒業式にも出席するためです。

 3月16日(火)の予特、総務関係審査は、13時から6時間の審査となりました。
 16日の10時10分から特別支援学校小学部・中学部の卒業式があり、市長が出席するためです。
 私も議長会派の沖宗議員も、「市長がいなくても副市長以下で審議を進めましょう。」と主張しましたが、ほとんどの会派は「重要な委員会審議だから、市長は出席しないといけない。」と反発しました。
 
 しかし、委員会は定数54名ですが35名くらいしか出席の無い時間帯もあります。20名くらいサボっているのです。
 「全員が出席せんのに、なにが重要なんね。」というと、「それを言うたらいけん。」という返事がありました。
 
 昨年は「市長は卒業式に行っちゃいけん。」という声がありました。予特の日程は、決定まで委員会が一日空転して苦労しました。
 今年は看護専門学校への出席が新たに認められました。昨年と同様の声が出なかったことにはほっとしています。

2010年2月9日火曜日

鞆の浦と文化遺産

常夜灯


   
                         鞆の浦                              

  ある大学でのこと、教授が学生にたずねました。
 「明治時代の日本のあり方を描いた『坂の上の雲』の原作者はだれか。」
  すると一人の優秀な学生が手をあげて答えたそうです。
 「宮崎駿(はやお)です。」 
 教授は「日本はのぼり坂じゃなくて崖っぷちか。」と嘆きました。 正解は司馬遼太郎です。

 それほどの人気を博した宮崎駿監督のアニメ 「崖の上のポニョ」は、福山市鞆の浦を舞台にした作品です。先日、テレビで放映されていたので見てみました。私の好きな女優の山口智子が、主人公のお母さんの声を演じていたので最後まで見たのですが、話の内容は難解でした。
 
 その鞆の浦には江戸時代の港のすがたがそのまま残されています。これは全国でただひとつの風景だそうです。大きな常夜灯や雁木など、地域一帯が貴重な文化遺産と言えましょう。 
 
 鞆の浦には、沖合いに橋を架けて交通の便を良くしようという計画があります。今回訪ねてみますと、「生活を守れ」などのスローガンが掲げられていました。架橋派の市長たちは、橋の上から鞆の浦を見ればよい景色だと意見しています。
 完成のイメージを見ると、江戸時代の港から近代の橋が架かっています。橋だけが未来からやってきたようで、なんとも不調和です。
 
 個人的には、このままの姿を残してもらいたいと思います。景観はとても重要で、一旦変えてしまうと元には戻りません。
 厳島神社の沖合いに架橋して車を通したりはしないでしょうし、原爆ドームを上からのぞき込もうと隣に展望塔を建てたりはしないでしょう。
 文化遺産に手を付けてしまうと価値は大きく損なわれ、遺産では無くなってしまうのです。
 

2010年2月8日月曜日

議会の改革

 3月に開催される予算特別委員会の日程は、3月2~25日まで開催されます。先日の記事に詳しく書いてますので、ご覧ください。
 会議はこのうち13日間開かれ、秋葉市長はすべての会議に出席します。朝は10時から、夜は17時ないし19時。あるいはもっと長い時間出席し、答弁に立ちます。これは広島市議会の慣習ですが、全日程に市長が出席する政令市は他にありません。ほとんどの政令市では、1日から3日くらいの出席にとどまってます。

 市長は以前から、藤田議長に出席日数を減らすように申し入れていました。この度、議長はそれに応じて議長の諮問機関である議会改革委員会(改革委)に判断をゆだねました。改革委の答申は、「市長の出席日数を4日とする」というものでした。
 これを1月25日の議会運営委員会にはかったのですが、答申に賛成したのは、8会派のうち私と議長会派の沖宗議員の2会派でした。
 自民・新政、政和、公明の委員は、改革委に自分たちの代表を出していないので答申は認められないと発言しました。実際は出席しているのですが、会派を代表せず個人で出席してるという言い分でした。
 
 ところが、各派幹事長会議の議事録ではそのようにはなっていません。議事録での3つの会派の意見は、「自分たちで代表を出せないので議長が指名してほしい」と述べています。
 議長はそれを受け、委員を指名したのです。今になって個人で出席したと言い始めるとは、開いた口が塞がりません。彼らの理論は理解に苦しむどころか、私の理解を遥かに超えたものです。
 
 正式な幹事長会議での発言や取り決めが、後になって一方的にくつがえされる。
 
 これがいかに理不尽なことなのか、3つの会派はわかっていないようです。
 民主主義という言葉を理解していない、と断定せざるを得ません。

 

2010年2月6日土曜日

朝青龍の引退

 横綱・朝青龍が引退しました。突然の引退に驚いていますが、場所中の暴行事件は横綱にあるまじき行為であり、責任をとって引退することもやむをえないと思います。
 しかし、本当に残念なことだと思います。初場所は13勝2敗の好成績で、25度目の優勝を遂げたばかりでした。まだ29歳の若さであり、精進しだいではまだ5年は横綱を勤められたでしょう。大相撲は5年で30場所ですが、6~7回は優勝できたのではないでしょうか。 

 ライバルの横綱・白鵬がインタビューに答えていましたが、しきりに泣いていました。私は、横綱・玉の海が死んだ時に泣いていた、横綱・北の富士を思い出しました。
 玉の海は、毎場所のように北の富士と優勝を争ったライバルでした。玉の海は、急性虫垂炎を薬でごまかしながら巡業を続けていました。しかし手術のための入院中、肺動脈幹血栓症を併発し、28歳という若さで急死してしまいました。
 北の富士は、二人で背負ってきた横綱の重圧を、突如一人で背負うことになったのです。その不安や心細さなどは、想像を絶するものがあったことでしょう。
「玉の海、なんで死んだんや。」
という心の声が聞こえてくるようでした。 

 おそらく白鵬も同じ気持ちではないでしょうか。凋落する相撲人気を、朝青龍と二人で盛り上げていこうとした矢先での引退です。突然土俵から朝青龍がいなくなるということは、白鵬にとっては先立たれたのと同然だろうと思います。

 北の富士は、玉の海の急死した翌場所に13勝2敗で優勝しました。しかし、以後4場所は不調が続き、結局引退するまでの優勝は2回に留まりました。
 白鵬には一人横綱の重圧をはね返し、優勝記録や連勝記録を塗り替えて孤高を歩んでもらいたいと思います。

2010年2月4日木曜日

尾道のサービス


浄土寺の本堂(鎌倉時代 国宝)


                   
                   
               浄土寺の多宝塔(鎌倉時代 国宝)

 尾道市といえば、「商都」「港町」 などの言葉が浮びますが、現在は何といっても「観光都市」でしょう。鎌倉時代の建造物など、多くの国宝や重要文化財が揃っています。 
 以前訪れたときは、駅前でお揃いのジャンパーを着たボランティアの人たちが
 「ようこそいらっしゃいませ。」
 と言葉を掛けながら観光マップを配っていたのが、強く印象に残っています。
 
 2年ぶりに訪れると、ボランティアの人たちはあまり目につかず、かわりに観光案内所ができていました。窓口の女性に、
 「浄土寺へ行くにはバスが便利ですか」と聞くと、
 「バスが便利だと思います。1番の乗り場から出るバスは全部『浄土寺下』のバス停に停まります。料金は140円です。」と教えてくれました。
 お寺を巡る予定ですと言うと、
 「お食事はどうされますか。」とたずねられました。もちろん尾道で食べますと答えると、食堂のマップを出され、
 「千光寺からまっすぐ下りたあたりに、たくさんお店があります。」と場所を示してくれました。
 
 色々な情報を提供してくれましたが、おしつけではなく来訪者の立場に立った説明でした。同行した友人は販売などの接客に従事していますが、
 「素晴らしいです。あれが本当のサービスですね。」
と感心していました。
 駅に降り立ったばかりでしたが、早くも尾道の素敵な魅力にすっかりとりこになってしまいました。

 広島市にも尾道に負けない第一級の文化財があります。しかし、残念なことに来訪者へのサービスやアピールが足りません。
 ホスピタリティ(もてなし)のこころを持って、観光に訪れた人をとりこにするサービスをしていきたいと思います。

2月議会、3月議会の日程です

2月16日(火)本会議(平成22年度、21年度関係議案  市長説明)
2月19日(金)本会議(総括質問)
2月22日(月)本会議(総括質問)
2月23日(火)本会議(総括質問、21年度関係議案に対する質疑)
2月24日(水)常任委員会(消防上下水道、文教、建設)
2月25日(木)常任委員会(総務、経済環境、厚生)
2月26日(金)本会議(21年度関係議案議決)

3月2日(火)より3月25日(木)まで平成22年度予算特別委員会審査

3月2日(火)、3日(水)文教関係質疑
3月4日(木)、5日(金)厚生関係質疑
3月8日(月)、9日(火)建設関係質疑
3月10日(水)、11日(木)経済環境関係質疑
3月12日(金)消防上下水道関係質疑(午後1時開会)

3月15日(月)、16日(火)総務関係質疑
3月17日(水)総括質疑
3月25日(木)討論、採決

3月26日(金)本会議(22年度関係議案議決)

3月12日以外は、いずれの日も午前10時開会の予定ですが、
午後に開会の日もありますので、市議会事務局504-2436までお問い合わせください。

松坂もこの日程のうち、3日ないし4日質問に立つ予定です。ご期待ください。

2010年2月2日火曜日

シュールな写真集

 ブログ更新の際に写真を貼り付けることがありますが、ちょっと使いにくいのがこのブログの難点です。練習に使った写真なのですが、せっかくなので載せてみます。




 野外コンサート場に行ったときのこと。
 スタッフがステージに上がって演奏を始めました。
 正直者にしか見えない、聞こえないギターなのですと言ってました。
 みなさん、見えますでしょうか。



 ある夏に植物公園に行った時の写真です。
 しかし、ブログ編集者に
「これは森林公園のこんちゅう館じゃないですか」と指摘されました。
 言われてみればその通りでした。よくこの背景だけでわかったものだと思います。



宮島の弥山の山頂にのぼった時のこと。
同行したY氏が山頂の巨大な岩石に突然登りはじめました。
世界的な登山家のY氏と同姓です。
遠い親戚なのかもしれません。